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白髪の旅ガラス

愛らしいシャガの花

 小さな庭の木陰で猫に踏み倒されても、春になれば長い葉は立ち上がる。桜の花が終わる頃、アヤメの花を小さくした不思議な配色に見惚れるものの、はて何の花だが名前を言えない。


 そこは便利な道具が登場したもので、「春先」、「アヤメに似ている花」とスマートフォンの検索機能に入力すれば、カキツバタをはじめ、候補の花が次々と現れて、やがてシャガの花だと分かる。


 原産地は中国で日本に帰化した植物とあり、花は咲いても種は付けず、株で増えるとあり。それも人家の近くでとあるから、愛らしい花を咲かせるのは、花粉を虫に運ばせる為ではなく、人の心を動かすのが狙いのようだ。


シャガの花を好きな人に出会えなければ、そのまま同じ場所で咲き続けるしかない。花を好きな人が現れたなら、株分けされて別の場所で花開く。かように、人の手で種を保存する植物の存在、シャガに教えて貰う。


黄砂舞い シャガの故郷 想い出す

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by tabigarasu-iso | 2018-04-08 12:00 | 随筆 | Comments(0)