2017年 02月 10日
今更、環境影響の決定
二酸化炭素を大気中に大量放出すれば気候温暖化が進みます。この際、「二酸化炭素の放出」を環境側面と言い、「気候温暖化」は環境影響になり、こうした有害な環境影響は抑えなければなりません。
では、「廃棄物の発生」と言う環境側面について想定される環境影響は、そのまま埋め立てに回れば「埋め立て地の逼迫」になりますが、焼却に回れば「大気汚染」になり、リサイクルに回れば「資源枯渇の抑制」となり、処理方法によって環境影響が変わります。
廃棄物処理を専門業者に委託する場合、どんな処理を行うのか、処理窓口の担当者は知らなければなりません。時には、契約書通りに処理しているか、現地確認も行います。不法投棄などがあれば、排出責任も生じますから、当然のことと言えるでしょう。
しかしながら、環境側面を決定し、環境影響も決定する作業において、自部門が出した廃棄物の処理実態を知らない場合があります。処理窓口の担当者と意見交換すれば正しい処理方法が分かり、正しい環境影響の決定が可能になりますから、環境側面の発生量を抑える意識も高まることでしょう。
外は雪 散歩するのは 止める猫