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白髪の旅ガラス

リストラされた半導体事業の復活

 1980年代、半導体は産業の米と言われ、日本企業の製造する半導体メモリー等は世界の過半数を占めていましたが、それ以降は海外企業に押されて凋落し、リストラの対象となりました。

 このところ、その半導体が復活する兆しを見せているようです。ただし、半導体デバイスを製造する事業の復活ではなく、半導体に載せる機能の開発に資源を投入する企業の増加ですから勘違いしないで頂きたい。

 その理由は、Internet of Thingsと言うインターネットであらゆるモノを繋ぐ市場の到来など、光や温度などを検出する半導体センサ、情報を安全に送る暗号化チップ、大電力の制御回路に使用するパワーデバイスなど、半導体の機能によるサービスやインフラ提供の差別化が求められているからです。

 差別化を図る半導体デバイス開発は行っても、その製造は自社で行わない。従い、かつて繰り返したような莫大な設備投資は必要なく、優秀な開発者を育成すれば良く、資源の投入は小さくても大きな収益が期待できます。これは、量より質(技術力)に注目した半導体事業の賢いリストラと言えるでしょう。

            花畑 注目されたい ヒヤシンス
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by tabigarasu-iso | 2016-04-17 09:43 | 随筆 | Comments(0)