人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ブログトップ

白髪の旅ガラス

環境ISO運用管理:2015

 環境ISO:2015では、著しい環境側面、順守義務、リスク及び機会、環境目標達成計画を実施するプロセスの確立、実施、点検及び見直しが求められています。

 従来の要求事項は、プロセスではなく手順が大半でした。では、プロセスと手順の違いは何でしょう。用語の定義によれば、プロセスとはインプットをアウトプットに変換する相互に関連する一連の活動とあります。

 プロセスは、製品の注文と言うインプットがなされたなら、納期までに生産ラインで製造して納めること。その中には生産設備があり、生産設備を操作する力量のある人が居て、作業手順を整備し、品質目標を監視し、製品を完成させ、顧客へ納めるアウトプットがあり、従来の手順はプロセスの一部に他なりません。

 こうしてプロセスと手順の違いは分かったものの、手順しか整備していない場合、プロセスの確立には、生産設備の準備、要員の力量確保、目標の監視まで、新たに文書を準備しなければならないものでしょうか。

 プロセスは、文書化することも、しないことも容認されています。それでも、生産設備の準備、要員の力量確保、目標の監視に関して、重点管理項目毎に行う必要があり、設備更新は目標化し、要員の力量確保は教育訓練で行い、目標の監視は四半期毎の監視など説明することになりますが、文書化して置くと誰にでも説明が容易になるでしょう。

            雨音に 散歩控える 猫の知恵
by tabigarasu-iso | 2016-03-14 12:30 | ISOマネジメント | Comments(0)