2016年 02月 26日
廃プラ抱える蟹
雨音が喧しい昨夜に比べ、やけに静かな朝です。カーテンを開けて、一面の銀世界に驚きました。どうやら、雨と雪が話し合い、出番を交替したようです。
着替えを終えて洗顔し、整髪した後で家の中にある廃プラスチックを一つ手に提げ、太陽の降り注ぐ外に出ました。既に、歩きたい場所の積雪は優しい太陽が消しています。
家の裏から四個の廃プラスチック袋を持ち出し、併せて五つの袋を両手に提げて歩き出す姿は、春先、川の中で産卵場所を探し歩き回る蟹に似ていたことでしょう。
桃の花 薄雪化粧 束の間に