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白髪の旅ガラス

ISO14001改訂対応のポイントⅡ

 2015年9月16日に改訂されるISO14001には、これまでの要求にはなかった内容があります。
 1)外部及び内部の課題の決定
 2)利害関係者のニーズ及び期待の決定
 3)事業プロセスへのEMS要求事項の統合
 4)環境方針に環境保護の誓約
 5)リスク及び機会の決定

 これらは、決定し、統合し、誓約していれば良いことですが、環境マネジメントマニュアルに記載し、マニュアルの関連文書として決定した結果をまとめることで、業務引継ぎや教育が容易になり、内部監査及び外部審査での説明もスムーズになるでしょう。

 それでは、どのようにまとめたら良いか。次に、一例を紹介します。
 1)外部及び内部の課題の決定;マネジメントレビューの考慮内容としてEMSに関する内外の課題報告が必要ですから、その書式に掲載。
 2)利害関係者のニーズ及び期待の決定;順守義務(従来の環境法規制等登録簿)に利害関係者への約束として追記
 3)事業プロセスへのEMS要求事項の統合;環境側面を決定する段階から、事業プロセスとEMSの要求事項を統合。これは、環境負荷の大きい直接部門を主体にしたEMSから、環境負荷の小さな間接部門も含むEMSへの転換を意味するもの。環境側面抽出及び環境影響評価の大幅な見直しが必要。
 4)環境方針に環境保護の誓約;環境保護の概念は広く、自社で責任を持って実行できる事項(再生可能エネルギーの利用等)を環境方針に記載。
 5)リスク及び機会の決定;どんなリスク及び機会があるのか検討し、それを環境目標として展開するのか、緊急事態として対応するのか、日常管理項目として運用するのか、一覧表に整理。

 かように、ISO14001改訂に伴い追加される内容は、従来のEMSで既に準備されているもの、トップの方が審査時に発言されている内容の範囲を超えるものではありません。但し、事業プロセスとEMSを別物と考えていた方があるとすれば、その考えを改めることは必要でしょう。

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by tabigarasu-iso | 2015-09-08 12:30 | ISOマネジメント | Comments(0)