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白髪の旅ガラス

頭の芯が眠い

 猛暑の過ぎた夜、風に任せて布団に横たわる。心地良い風に誘われ、いつしか夢の世界に誘われた。そのまま深い眠りに入れたら良いものを、肌寒くなって目が覚める。腹の上に夏掛け布団を乱暴に掛ければ、丁度良い温度に再び眠りに。

 やがてか、それとも間もなくか、何れか不明のまま、傍で鳴くカラスの声で、深く眠ることができたのか否か分からないまま目が覚めた。何か教えたくて鳴くのか、それとも徒に鳴くのか、鳴き声は誰にも遠慮しない。

 カラスの声に驚いたのは猫も同じ様で、布団の傍に歩み寄りカラスに聞こえないように小さく鳴いた。不気味な敵にも怖じず、応戦した証を見せたつもりであろう。カラスの群れは、一羽も人気にしない。

 それでも定刻には起きて洗顔を済ませ、インスタントコーヒーを飲みながら、新聞に目を通したものの内容が読み取れない。記事が悪いのか、頭が悪いのか、それとも頭の芯が眠っている所為であろうか。

  陽は昇る カラス会議に 邪魔はなし
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by tabigarasu-iso | 2015-07-15 09:00 | 随筆 | Comments(0)