2015年 04月 23日
富山駅の鮨飾り
「お客さん、特急は金沢駅までしか行きません」
「そうですか。困ったな。金沢駅から先は?」
「新幹線が開通しましたので、利用されますか」
「お願いします」
彦根駅で駅員とのやりとりを終え、米原駅から富山駅まで特急と新幹線を乗り継いで行くことに。米原駅で牛肉弁当とお茶を買い、夕方五時少し前のしらさぎ11号に乗り込んだところで早目の夕食です。
車窓に見えるのは、田植を控えた田圃と新芽で萌える山並み。生まれ故郷に似た風景ですが、北陸線の車窓をしっかり脳裏に焼き付けることに専念しました。それでも、敦賀駅、福井駅、金沢駅の前後では、名の知れた企業の工場が次々現れ、いつか訪問するかも知れないとサービス業の皮算用も忘れません。
金沢駅から北陸新幹線のつるぎ772号に乗り換え、驚いたのは最新型のトイレでした。入ると蓋が自動で開き、用を足し終えると自動で蓋が締まる。間もなく着いた富山駅では、改札前の大きな鮨の飾りが出迎えてくれました。