2015年 04月 21日
昭和食堂
南彦根駅に着いたのは夕方六時半、肌寒い風が吹いていましたから、歩いて直ぐの食事処に入ろうとして、早速見付けたのは昭和食堂の看板でした。昭和生まれの自分には、迷いはありません。
暖簾を潜ると、暗い店内には賑やかな声が聞こえます。出迎えた店員に案内され、四人席に一人で座る。申し訳ないと思いながらメニューを見れば、食堂と言うより飲み屋さん。仕方なく熱燗を頼みましたが、食事は期待できそうにもありません。
熱燗を飲み終えた所で、ピリ辛のチャーハンが登場です。贅沢は敵と唱え、さっさと掻き込めば、想像した通りの味。ただ、ピリ辛だけは文字通り、吹き出す汗を拭って、昭和の食堂から平成のホテルへ向かいます。
吹き寄せる 春の夜風は 肌寒く