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白髪の旅ガラス

コンドルは何処へ飛ぶ

『コンドルは飛んでいく』は、アシの茎を使った縦笛ケーナ、アルマジロの甲羅を胴体に使った小型ギターのチャランゴ、それに誰もが知っているギターで奏でる美しいメロディーの民族音楽である。

 たまたまSISAIによる生演奏を聴く機会があり、演奏終了後に購入したCDを何度も繰り返し聴きながら、美しくも物悲しいメロディーの謂れを知りたくなった。果たして、物悲しさを感じさせるものは何であろうか。

 この曲は、1913年にペルー人であるダニエル・アロシア=ロブレスが作曲した。そもそも、先住民系鉱山労働者の団結を促し、アメリカ人鉱山主との闘争を内容にした芝居用の曲であったが、内容が過激であったので美しいメロディーだけが民族音楽として遺ったと言う。

 そうとは知らず、コンドルの飛んでいく姿だけを想像して美しいメロディーに酔いしれていたから可笑しい。曲の裏に込められた真意を知ったからには、メロディーを聴きながらどんな闘争が展開されたのか想像することにしょう。

 コンドルよ 自由求めて 何処へ飛ぶ
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by tabigarasu-iso | 2015-03-24 09:00 | 随筆 | Comments(0)