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白髪の旅ガラス

山盛りのサンドイッチ

 いつもならモーニングサービスを注文するサンドイッチ専門店に入ったのは昼過ぎのこと、店内には四人の大分年配の女性が大皿に盛られたサンドイッチ四人分を眺めている。

 はたして、完食することは可能であろうか。モーニングサービスで出される二切れのサンドイッチすら食べ切れない自分は、コーヒーを頼んで様子を窺うことにした。

 暫くすると、比較的若い女性が年配の店員を呼ぶ。
「すいません。持ち帰りにして貰えますか」
「はい」
 それと承知した店員は、残されたサンドイッチを卓から下げた。

 手慣れた店員は少しも待たすことなく、土産用の包みにサンドイッチを入れて卓に置く。すると、大分年配の女性の顔に笑みが零れる。
「自分が払うよ」
「ええよ」
「わるいのう」
 四人が席を立ってから、自分は冷えたコーヒーをゆっくり飲み干した。

 西大寺 裸祭りは もう夢か
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by tabigarasu-iso | 2015-03-18 12:30 | 随筆 | Comments(0)