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白髪の旅ガラス

歴史を振り返る漫談

 三重県の津市で開催された寄席のラジオ放送に耳を傾ける。それなりに面白い噺に引き込まれ、簡単にまとめようとした話がまとまらない。邪魔する一つに自分の歴史を振り返る漫談があった。

 かつてはコンビで漫才をしていた人だが、今ではテレビでは殆ど見掛けない。どんな歴史を振り返るのか、自分史を話すだけでは誰も笑わないだろう。何をネタに笑いを取るのか注目して聞いた。

「だめよ、だめ、だめが流行ですが、自分にも流行の言葉がありました。いいじゃない!」
 そう言われても、殆どの人は笑わない。その言葉を言わせる状況説明がなく、いきなりキーワードを言われても笑えないものである。

 人気者であった過去を振り返りながら、駄洒落を織り込む漫談だが、いま一つ会場の反応が鈍かったようだ。二人漫才の呆け役で人気が取れた人でも、一人漫談が旨いとは言えないようである。

 ところで、寄席が開催された津市は、環境ISOの審査で訪問したばかり。固い話になりがちな審査を柔らかくしようと思い、『マイナスな目標ばかりでは、だめよ、だめ、だめ』と言ってみたが、心から受けたか不明である。

 場違いな 裸姿に 夜も逃げ
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by tabigarasu-iso | 2015-02-21 11:30 | 随筆 | Comments(0)