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白髪の旅ガラス

緊急事態の想定

 2011年3月、大きな地震が陸地に近い太平洋で発生した。地震の揺れで発生した大きな津波が陸地に押し寄せ、多くの人を飲み込んだ。また、原子力発電所も電源を飲み込まれて冷却機能を失った原子炉は、大量の放射線を大気に放出し、融けた核燃料は炉の底から落ちた。
 
 これは、大地震が原因で生じた沿岸部の緊急事態であり、今も悪影響を与え続けている。こうした緊急事態は、発生する前に想定していたものの対策を取ることはなかった。そのことを反省し、大きな防波堤を作ろうとしているが、海の見えない沿岸部に疑問を持つ人も多い。

 1996年に発行された環境ISOでは、緊急事態を想定し、準備と対応の手順を確立し、実施し、維持することを要求している。この要求を国や東京電力が満たしていたなら、人的及び物的被害は遥かに少なくなっていたかも知れない。

 ただ、どこまで緊急事態を想定して備えるかは、組織の規模や経済的な理由で判断に迷うところである。例えば、日頃出入りするトラックのエンジン部分から出火して、運転席から荷台の積荷まで延焼する緊急事態の想定は難しい。いずれにしても、対応のレベルは別として想定だけはして置く必要があるだろう。

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by tabigarasu-iso | 2014-06-28 00:00 | ISOマネジメント | Comments(0)