2013年 12月 10日
クロ、チビクロ、トラ
今では、クロと言えばクロが振り返り、チビクロと呼べばニャーと鳴く。ただ、トラだけは名を呼んでも未だに知らん顔をしている。それなりに応えるクロ二匹は愛らしく餌をあげる甲斐もあるが、愛想のないトラには餌をあげてもつまらない。
そんなトラも、家の中には興味があるようだ。玄関を開けたまま隠れて見ていれば、クロの後に続いて家の中へと上がり込み、足音も立てずにあちらこちらを散策する。だが、チビクロだけは家に入る勇気はないようで、家の中を見ながら外で待つ。
幾らか進歩したクロとトラに煮干をあげようと近寄れば、トラは警戒して家の外へ逃げ出す。クロは、煮干をくわえて人の見えない場所で喰う。チビクロは、その音が聞こえるのか、鳴いてクロを呼ぶ。可哀想だから、外のトラ、チビクロにも煮干はあげた。
自由猫 野良と呼ぶのは 失礼か