2013年 12月 03日
空飛ぶジュウタンの夢
かつては営業ノルマに追われ、空飛ぶジュウタンでもあったら、どんなに営業が捗るものか常に夢見ていました。また、身体に余分な脂や肉など何処にもなく身軽でしたから、息を止め、精神を統一すれば、身体を浮かせることなど容易だと、頭の隅で思い込んでいたようです。
近頃は散歩しながら四季の変化を楽しむ機会が増え、空飛ぶジュウタンに乗り慌しく飛び回る必要もありません。それに、腹の回りに脂が付いて体重も増え、息を止めたら血圧が上がり、精神を統一してもその気が弱く、身体を浮かせる秘めた力もないようです。
空飛ぶジュウタンの夢を見ていた頃は、最初は自分の意志に従い空高く飛んでいたものの、仕舞いは幾ら念じても飛ばず悪人に捕まる悲劇ばかりでした。空飛ぶ必要のなくなった近頃は、散歩の喜びなど文にまとめ、金魚やメダカそれを狙う野良猫と仲良くしています。
見た夢も 想い出せない 脳になり