2013年 05月 08日
人材危機の克服
環境マネジメントシステム(環境ISO)分野でも、推進を担当する後継者の育成が進まない。このままでは、文書化されたマニュアルや手順書それに計画や記録だけが残り、環境保全を目指す仕組みの継続的改善を図る環境ISOとは異なる方向に向かうか、仕組みそのものが消滅する恐れがあります。
環境推進担当者を計画的に育成するには、環境方針に明記するのが良いでしょう。環境ISOでは、方針に明記された内容を必ず目標に取り上げなければなりません。また、目標に上げたものは、その達成に向け資源(人、物、資金)が投入されますから、実現が確実になります。
ある雑誌には、次の様な環境人材の後継者育成の事例が掲載されていました。
・育成したい部下を経営トップとの会議に同席させて育てる。
・社外に師匠を探して指導を受ける。
・社内の対話を重視する姿勢を教える。
・環境人材マップを整備して適任者を探す。
・定年退職者の力を借りる。
・心に火を付ける教育を行う。
これらは、どれも素晴らしい後継者育成の策ですが、環境方針に追記すれば更に確実性が増すことでしょう。
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