2013年 03月 16日
引越し手配
異動の通知を受けるほど大きな組織に所属したことのない身には、異動の有無を心配する気持は推し測るしかないものの、組織が消滅することに比べれば何のことはないと思いながらも口にするのは慎みます。
勤務場所の異動通知を受けたばかりの方は、それが桜咲く場所であれば顔に笑みがこぼれ、硬い蕾のままであれば暗い表情は隠せません。何れにしても、それが組織内で正式に発表されるまで、平然と仕事を続けるのは苦痛なことでありましょう。
異動の可能性がある方は、異動があった場合と異動のない場合の両方を想定しなければなりませんから、不安は倍になります。
「自分は異動になるのでしょうか」
「それは私には分かりません。ただ、引越しの手配はして置いた方が良いでしょう」
「無駄にはなりませんか」
「なりません」
異動知り 惜しんでくれる 人の価値