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白髪の旅ガラス

空気を読めない審査員

 休み時間ではありません。審査会場には、静寂の波音だけが聞こえます。徒に時が流れ、審査時間も残り少なくなりました。

 四十代の審査員は、相手の弱点を見付けて勇ましく懐に飛び込んだものの、何の反応も示さない相手に対して、次の手を知らないようです。

 審査を受ける相手にしても、若い審査員を無視した訳ではありません。答えたくても、審査員の質問の意味が分からないのです。

 そう素直に言えば、若い審査員も質問の内容を替えてかも知れません。その勇気と知識がなければ、ただ押し黙っているしかないようです。

 ところが、審査員は何を勘違いしているのか、同じ質問を何度も繰り返すばかりでした。その挙句、自らも静かな審査会場に首まで浸り、そこから抜け出す言葉を探しているようです。

 ウサギを見付けて穴に入り込んだ猟犬、深く入り過ぎて戻れないと知り、知らない振りする猟師はないでしょう。後足に手を掛け、引き戻してあげることに。

「回答を頂戴するのは、次の機会にしましょう」
 次の機会など、いつになるのか約束できませんから、事実上の打ち切り宣言です。かように話題を切り替え、残り僅かな時間だけでも質問上手な審査員になりましょう。

 規格読み 空気読めない 審査員
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by tabigarasu-iso | 2012-10-22 09:00 | ISOマネジメント | Comments(0)