2012年 10月 18日
忍び寄る筋肉疲労
そればかりか、踏み固めた硬い場所をシャベルで掘り下げ、古くなり硬化したセメントを埋める。燃えるゴミやプラスチック、それに金属などは市が回収してくれるが、石やブロックなどは処理してくれないから、自ら地球に戻すことにした。
庭木の根も抜かなければならない。小さな植木の根は苦もなく抜ける。大きな植木の根は、幹を五尺ばかり残して倒そうとしたが、一人では何ともならない。助けを呼び、二人で引いて二人で押した。
夫婦で山を畑に開墾する映画「裸の島」の主人公になったようである。そう言われてみれば可笑しく、二人揃い押す手の力は抜けて根は抜けない。ならば、主人公に成り切り、エイコラ、ヤレソレと押して引く。
それを何度も繰り返す間に、流石に強靭な根も音を上げた。倒した幹と根を鋸で短く切り、燃えるゴミ袋に入れ終えたところで、久しく忘れていた筋肉疲労が忍び寄る。
アシナガの 蜂に守られ 金木犀 遠慮しながら 香り飛ばして
画面をとおして、キンモクセイのいい香りが漂ってきそうですね!!