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白髪の旅ガラス

水を飲む

 そう滅多にはないことだが、残暑の厳しい中で体温を超す気温になる地域が現れた。人により平熱は35℃から37℃ほどの幅があるが、熊谷や秩父では高い方に近い気温である。

 気温が体温を超せば、身体から熱の伝わる先がなく、逆に外から身体へ熱が入るばかり。水分を補給すれば汗が出て、その汗が気化する時に身体の熱を奪ってくれる。

 こんな当り前のことが、何かに熱中すると忘れられてしまう。炎天下でのスポーツやその応援で倒れる人は、場を弁えない熱中症で本当の熱中症になる典型的な例であろう。

 ただ、家の中でも熱中症に罹る。柱に駆けた寒暖計を見れば、体温と同じ35℃の気温になった。だが、夏は暑いのが当り前と冷房も点けず、扇風機を回して汗も掻かず、喉も乾かないから水も飲まず、そんな人は熱中症になりやすい。

 また、冷えた麦酒だけは暗くなるのを待って戴く人も、水分の補給が不充分であり、体内に熱が籠って熱中症で倒れる可能性が高いから、昼は水を積極的に飲むことを勧める。

 水槽の メダカ頼むと 氷入れ

by tabigarasu-iso | 2012-08-23 08:23 | 随筆 | Comments(0)