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白髪の旅ガラス

ゴミ出し当番

 年末の片付けから溜まり始めた燃えるゴミの袋は、二十袋近くにもなった。夜間に市の指定した廃棄物置場へ運ぶのはルール違反だから、厳寒の朝早く、背広にネクタイを付けた後で何度も運ぶ。

 それでも、プラスチックの入ったゴミ袋は、通りから見えない家の裏に何袋も残っている。これは明日が収集日だから、明日の朝もゴミ出し作業になるが、燃えるゴミと異なり軽いから運ぶのは楽なものだ。

 残るゴミ類は、廃家電と空き缶である。これらは回収頻度が少ないから、その日まで軒下で長いこと寝かせて置くしかない。その日を一度忘れると、半年か一年は埃を被った袋となる。

 いずれ通勤することもなくなり、ゴミ出し当番が主な仕事になる時期が来るだろう。その時に備え、今からゴミの減量、保管、回収場所への出し方を学んで置きたい。

 生ゴミは カラス見えない 芯に入れ
by tabigarasu-iso | 2012-01-06 08:29 | 随筆 | Comments(0)