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白髪の旅ガラス

景気の波を見る

 木更津駅と君津駅の間には、予想外のトンネルがあった。そこに入るまでは、線路脇は草が好き放題に伸びていたが、そこを抜けると様子が一変する。

 草の中で孤立する一戸建て住宅から、モダンな一戸建てが密集して並ぶ住宅街になった。どちらが良くて、どちらが悪いとは言えないが、活気は後者に感じる。

 トンネルを抜けた地域では、元気な産業が街を支えているのだろう。そんな結論を出したところで、電車は終点の君津駅に着いた。

 ところが、朝の九時だと言うのに改札を出る人は少ない。先程の結論は、見直す必要があるのか。売店横の三人掛けの椅子に座って十五分の時間調整、腰を上げるまで見掛けたのは老夫婦一組であった。

山一つ 越えた所で 秋忍び
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by tabigarasu-iso | 2011-09-17 14:09 | 随筆 | Comments(0)