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白髪の旅ガラス

五里五里の水

 京都と奈良の中程には、「五里五里の水」と呼ばれる場所があります。どちらからも五里の距離があり、綺麗な水を豊富に利用できるところから、そう呼ばれるようになったようですが、一度耳にすれば忘れられません。

 同じ様な呼称の付け方として、「日本の臍(へそ)」と言う場所があります。そこは、北海道と九州の真中にあるので、そう名付けられました。しかしながら、沖縄県が誕生して、日本の臍は北海道と沖縄の真中になりましたから、その地は呼称を変更しなければなりません。

 その点、「五里五里の水」は、五里の先が京都と奈良で明確ですから、日本の臍のように呼称を変更する必要はなく、いつまでもその呼称を安心して使用できます。

 心配することは、恵まれた地下水が枯れること、また汚染されることです。万が一、そのような事態を迎えることになれば、「五里五里の水」の呼称は他所に移動することなく消えてしまうでしょう。

長池の 線路を渡る 秋風と
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by tabigarasu-iso | 2011-09-13 07:05 | 随筆 | Comments(0)