2011年 09月 10日
胸ポケットを空にしたら
定期券や携帯電話は、鞄の中に場所を変えた。定期券は、改札を通るたびに鞄から出し入れすることになり不便になったが、携帯電話の振動で胸が刺激されなくなって安心である。
だが、鞄の置き場所により、受信の状況が全く判らなくなった。携帯電話に追い回される愚かな習慣から開放されたものの、急ぎの用が足りなくなって困ることもある。
暫く振りに鞄を開けて、携帯電話の様子を確かめた。受信を知らせるランプが点滅している。急ぎ対応しようとフタを開けたが、電池切れのサインを出して静かになった。
携帯電話に電気を注入して受信を確認すれば、安否確認の連絡が何件もある。涼しくなるのは良いけれど、人に迷惑を掛けるのは避けねばならない。再び、胸ポケットに携帯電話を戻すことにした。
空調の 音より蝉の 声が好き