2011年 08月 21日
日記
それで良いと小学校の先生は言わなかったから、最初の一週間で一ヶ月分の日記をまとめて付ける。山仕事の手伝い、畑仕事の手伝い、弟の世話、牛の世話、宿題、友達と遊びの繰り返し。
それにしても、夏休みに限って日記が宿題に出されたのは何故であろう。文章を書く能力の確保なら、国語の先生の手抜きである。家の事情を知りたいのなら、普段から宿題にする必要があるだろう。
机に向かう習慣を忘れさせない為であれば、無駄なことであった。自宅に机のある子供など、殆どいない時代である。
それより、遺す内容や頻度の異なることが当り前の日記、その意味を説明してくれる先生が欲しかった。
ヒグラシに 急かれて歩く 山の道