2011年 06月 02日
家で仕事も楽じゃない
『定年にしては少し早いわね』
『リストラされたのかしら』
そんな会話が推測され、それが視線に乗って伝わるから、何も悪いことなどしていないのに、そそくさと自分から家に入ってしまう。
久し振りの晴れ間に二階のベランダで洗濯物を干せば、同じ高さで熱い視線を感じる。そちらを振り向くと、顔見知りの奥さんが逃げるようにして家の中へ。
こうして、自宅に居ることそのものが犯罪のようで、安心して在宅勤務などして居られない。いっそのこと、『在宅勤務中』と書いたアドバルーンでも、空高く上げよう。
宴会に 遅れて入る カタツムリ