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白髪の旅ガラス

犬の幼児帰り

 人の腕に抱かれながら、前足を盛んに前後する。
 垂れた頭を覗いて見れば、目は半分閉じていた。
 夢の中、若い頃に戻り草地を駆けているらしい。
 それならば、寝床に下ろせば直ぐに眼を醒ます。
 もう一度抱き上げれば、今度は疲れて腕に沈む。
 老いて幼児に戻る様、人の老いと同じであろう。

 あやしても 泣きやまぬ子に 泣かされて
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by tabigarasu-iso | 2011-05-23 07:23 | 小説 | Comments(0)