2011年 05月 05日
セカンド・オピニオン
この言葉が良く使われるのは、医療の世界である。主治医とは別の専門家から意見を聞き、正確な診断をするためには良い。ただし、セカンド・オピニオンと主治医の見解が異なった場合、どちらを信じたら良いのか。
更に別の専門家から意見を聞くことになるだろう。だが、そこで新しい見解が出されたら、患者は更に悩んで重い病気になってしまうに違いない。
環境ISOの世界であれば、審査を受ける組織が審査員ではなく専門知識を持つ第三者に意見を聞く場合が該当するだろう。
『環境ISOでは、法規制に関する活動の全てを、著しい環境影響を持つものとして、重点管理しなければなりません』
『本当ですか。それは何処で要求されているのか、教えてください』
『行間を読めば判ることです』
行間を読んで楽しむのは小説や詩であり、行間に要求事項を忍ばせた環境ISOの要求事項にはない。かような根も葉もない指摘をする審査員には紹介状を貰わず、環境コンサルにセカンド・オピニオンを求めたいものだ。
選べない 相手に何を 言えようか