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白髪の旅ガラス

風を読む

 空気は、暖かくなると上昇気流になる。この原理を活用して、風船の内部の空気を炎で温め、空に浮くのが熱気球であるが、上昇するだけでは先に進めない。

 先に進むには風を読む必要がある。その風、高さにより吹く方向が異なるようだ。気球を上下する中で、行きたい方向に吹く風を探す。

 上下の操作を通じて、風の向きを読み、優雅に空を舞う気球。ゆっくりした進行速度ながら、三次元の操作には長い経験に基づく判断が必要なようである。

 無理やり速度を付けて浮力を得る飛行機には、乗る度に恐れを感じるものの、熱気球に親しみを持つのは何故だろう。
風を読む_d0052263_121343.jpg

羽根の無い 人に優しい 気球かな
Commented at 2011-02-20 20:12
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tabigarasu-iso at 2011-02-20 21:11
言われてみれば、羽根と翼、同じ様に考えていました。定義にうるさいドイツ人に怒られそうです。
by tabigarasu-iso | 2011-02-20 12:04 | 随筆 | Comments(2)