2010年 10月 31日
ハロウィンのカボチャ
カボチャをくり抜いた中にロウソクを立てるケルト人のハロウィンは、良く調べてみれば子供が喜ぶような行事ではないようだ。
ケルト人の年末は10月31日。その夜には、死者の霊が家族を訪ね、精霊や魔女も出てくるそうな。
それらから身を守るため、仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。また、家族の墓地にお参りし、そこで蝋燭をつけるという地方もあるそうだから、日本のお盆に似ている。
魔女やお化けに仮装した子供達が「 お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ」と唱えて近くの家を1軒ずつ訪ねる習慣は、日本の子供達が小正月に正月の飾りを集めて燃やすどんと焼きに似ているようだ。
それと知ってハロウィンを楽しむ親子なら、お彼岸とお盆の墓参り、正月には万物の神に感謝する日本古来の行事も夢忘れてはいないであろう。
民族の 伝統忘れ ハロウィンか