2010年 10月 06日
夢中
何でも良いから、仕事や家庭のことを忘れて、夢中になれる自分の時間を持つことである。さもなければ、自分を生かしてくれるエネルギーが枯れてしまう。
「あなたは何の為に生きるのですか」
「パンの為です」
「それだけですか」
「いいえ、家族の為にも」
「それで充分ですか」
「いいえ、自分の為に」
「ほう、了見が狭い」
「なら、地球生命体の為に」
「その位の夢は持ちなさい」
こうした押し問答で夜が更けるのも良い。話し相手の居ない人は、自問自答すると良いだろう。それが淋しいなら、黙って夜明けまでギターでも弾くと良い。それも駄目なら、読まれる当てのない小説でも、一晩中掛けて書くと良いだろう。
秋夜長 呟き過ぎて 腹が減り