2010年 07月 02日
深層崩壊
その被害の大きさは、山の下に広がる集落を全て飲み込み、大雨で増水した河川の流れを止めて大きなダムを一時的に作り、それが決壊することで更に下流の集落も濁流で押し流すから大変なものだ。
深層崩壊が起こりそうな山間部は、崩壊する箇所の周囲が沈み込むから、航空写真で判ると言う。だが、深部地層の圧力や天から降る大雨は自然現象だから、予見しても何とも対処のしようがない。
それが起こりそうな箇所が判明したら、発端になる大雨や地震の際に被害の及ばない安全な箇所まで逃げる予防手順を明らかにして、日頃から避難訓練する以外にないようだ。何とも受け身の策だが、それ位しか微力な人間には出来ないものである。
そんなテレビの科学番組を観ながら、深層崩壊から真相崩壊を連想し、真実が闇の中に埋没するのも困ったものだと飛躍した。
【コンサル川柳コーナー】
№73 崩壊は 地層と社会 それに人