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白髪の旅ガラス

ISOマネジメントの未来

 品質マネジメントシステムの国際標準規格は、品質ISO(ISO9000シリーズ)として1987年に発行され、環境マネジメントシステムの国際標準規格は、環境ISO(ISO14000シリーズ)として1996年に発行されました。

 両者ともマネジメントシステム規格ながら、前者は顧客要求事項を満たすものであり、後者は地球規模の環境問題に対して、組織の活動や製品及びサービスに伴う環境負荷を低減するためのもので、多くの利害関係者の要求を満たすものですから、対象の違いは明らかです。

 国際化の進んだ地球上で喰い、排泄し、思い煩い、喜び、子孫を残す私達にとり、品質ISOも環境ISOもマネジメントの道具として必要と言われながら、マネジメントが旨く行かない負の螺旋階段を下る状況の只中にあり、その真価を問う立場もありますが、何しろ使われる道具ですから、使う側に判断を任せるしかありません。

 役に立たない道具と判断するなら、ISOマネジメントなど使わなければ宜しいのです。役に立つ道具として判断する組織にのみ、ISOマネジメントコンサルも活用して貰えれば本望でしょう。当然ながら、コンサルは経営支援に生命を掛ける種族ですから、その価値を認めて下さる経営者には充分応えます。こうして、顧客要求や地球環境問題に前向きな経営者が多数存在する限り、ISOマネジメントの未来は明るい。



大輪の 花を競いて 咲く椿
by tabigarasu-iso | 2010-03-21 00:16 | ISOマネジメント | Comments(0)