2010年 03月 16日
雑草魂
ところで、どなたか雑草と言う草の総称はあっても、雑草と言う名の草は無いとも仰っていました。名を知らないだけか、名を付けていないだけですから、特定の草を指して雑草と呼ぶのは失礼なことかも知れません。
多くの人を前に皆さんと言うのは許されても、目の前の人を動物と呼び捨てにするのは許されないのと同じ考えでしょう。こうした考え方に賛成してからと言うもの、名を知らない草が道端で可憐な花を咲かせ、踏まれながらも逞しく生き延びる姿を認める度に声を掛けるようになりました。
「失礼ながら、貴方の名を知りませんが、たくましい方ですね」
勿論、声には出しません。
「貴方の魂を譲って貰いましょうか」
失礼ながら、雑草魂と呼ばせて貰いますが、是非とも習得したいものです。
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