2010年 02月 07日
警告
かつて細身ながら鍛えた筋肉で身を包み、肩まで届く長髪を風になびかせて、山の中で森林を相手に肉体労働に汗していた頃には腰痛など他人事であった。また、無理に二足歩行などせず、前脚と後脚に体重を任せる犬も、腰痛など無縁のようである。
取り敢えず、重い鞄からノートパソコンを取り出し会社の机に置いたままにして、持ち運びを一時止めてみた。小さなノートと筆記用具、それに愛読の週刊誌だけを入れた鞄は、嘘のように軽い。帰宅してからパソコンを開く必要もなくなり、日頃積み置くだけであった資料を読み、家族と会話する時間も増えた。
間も無く腰痛が消えてみると、それが家族とのコミュニケーションを取り戻し、自分の時間を増やす警告であったと知る。
醒めながら 寝た振りできる できた犬