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白髪の旅ガラス

環境ISO見直しの進め方

 とうとう、環境ISO入門の最終回です。環境方針を決め、それを実現する計画、実施、点検と進み、仕上げ段階の見直しをどのような考え方で進めたら良いかお話します。まず、見直す人は社長ですから、何を見直すのか社長に理解して貰わないと話になりません。その際、環境ISO特有の用語を並べて失礼ですから、社長の判る言葉に直す必要があります。

 社長に環境ISOを実施した結果を報告する中で、判り難い用語は「環境側面」と「環境パフォーマンス」でしょう。環境側面は、経営課題の中にある環境上の項目ですから、利益を上げるためにコスト抑制を考えた場合の材料代や電力料金であること、またそのコストを抑制する提案や企画であることを説明できれば、すぐに理解して貰える筈です。環境パフォーマンスは、環境側面を管理した結果で、節約した材料の量や節電の量ですから、環境側面の理解と共に判ること。

 環境ISOの見直しの情報で目新しいものは、順守の評価、内部監査の結果くらいで、他の項目は経営者であれば目新しいものではありません。目標が達成出来たとか出来ないとか、仕組みの何処が問題とか、環境上の問題に限らず報告すれば済むことです。慣れないのは、法規制を守っているか、守る仕組みが大丈夫か、内部監査の報告は社長の希望した内容か、これらを判るように説明しなければ、社長から適切な指示は期待できません。

 社長は、見直しに必要な情報を納得の行くまで担当者に報告させ、経営方針から導いた環境方針と環境目標を実現する視点から、明らかに問題になる点とそのままにしておけばやがて問題になる点を判定する必要があります。出来ることなら、社長も内部監査の手法を身に付けて置くと良いでしょう。こうして指摘した事項に関し、社長は是正の時期を決め、是正が終了した時点で自ら確認する必要があります。さもなければ、是正結果が有効であったか否か、評価できないでしょう。

 取り敢えず、これで環境ISO入門を終えますが、細部に拘らず大局を重視したため、初期の目標が達成できたか自信が持てません。気付かれた事項がありましたら、コメントを頂戴したいと思います。それでは、これから環境ISOを導入される皆様の健闘を祈り、ひとまず筆を置くことにしましょう。

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各論を 知らずに語る 総論の 美しき 空しさよ
by tabigarasu-iso | 2009-12-08 00:07 | コンサルサービス | Comments(0)