2009年 08月 31日
一夜明け
企業においても同じことが言えます。良い上司も嫌な上司でも、定年や他の事情で会社を去る時が必ず来ますから、それまで組織を存続させた労に感謝しなければ、社会人として小さな器と言えましょう。勿論、会社を去る方々も、色々な経験を積ませてくれた会社に感謝する謙虚さを忘れてはいけませんが。
一方、政治活動や企業活動から去る方々は、人間としての潔さも問われます。体調の思わしくない元総理大臣の方が出馬して落選するのは、如何なものでしょう。政治も企業も、真剣勝負の戦場ですから、体調が回復するまで参戦を控えるのが、社会人としてのマナーではないでしょか。
一夜明け、笑みと悲愴な顔を見るにつけ、その立場に自分が居たとしたら、どんな思いで勝利を味わい敗北を噛み締めるか考える。少なくとも、勝ちは素直に喜び、負けは潔く認め、向かう先は兜の緒を締めて、去る際には笑みが持てるよう、悔いのない生き様を目指したいものです。
一夜明け 涙を洗う 台風か