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白髪の旅ガラス

新型インフレエンザ狂想曲

 医学的には微毒性ながら、心理的には強毒性なのが新型インフルエンザ。確かに、これまで電車内で咳き込む人に遭遇し、同情することはあっても脅威を感じることはなかった。それが、新型インフルエンザの報道が盛んになり、皆がマスクを着用する異常事態を迎えてから、人前でマスクもせずに咳き込む人に同情する気持は消え、軽蔑の感情がマスク越しの目に表れる。

 やがて、マスクを着ける人も居なくなり、新型インフルエンザへの関心も薄れ始めた夏、再び感染者が増加している報道には誰もが驚いた。盆が過ぎる頃には死者も発生し、予防薬の不足から優先的に投与する人が議論されている。社会秩序を守る警察官などが優先されるようだが、後回しにされて良い人など居る筈がないから、判断そのものが議論を呼ぶだろう。

 それにしても、人騒がせな流行性感冒である。手洗い、うがい、充分な睡眠、バランスの取れた食事で健康体を維持していれば、新型インフルエンザのウィルスが口から多少飛び込んでも、健康な細胞軍が退治してくれる筈だ。そのことを報道せず、発生場所と感染者数それに死者の発生を強調することに問題を感じる。

 こうした緊急事態を煽る報道が、新型インフルエンザ狂想曲を演出していると言えるだろう。現状の結果報道に加え、罹らないようにする予防情報の報道を、テレビやラジオを通じ、定期的に静かな口調で流せないものだろうか。これが、インフルエンザ予防には、一番効果的だと考える。
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隣から 咳が聞こえて 顔にらみ
by tabigarasu-iso | 2009-08-22 18:08 | ニュース | Comments(0)