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白髪の旅ガラス

お替わり自由の漬物

 外食で過ぎると思うのは油、不足すると思うのは野菜、有難いと思うのは御替わり自由のサービスです。


 例えば、トンカツの専門店では、キャベツ、味噌汁、それに御飯のお替わり自由がありますから、飽きるほどキャベツをお替わりしていました。


しかしながら、白菜、キュウリ、大根の浅漬けのお替わり自由には遭遇したことがありません。それも、店員の方が声を掛けて下さるものですから、人の温もりもあるサービスです。


そこは、名古屋駅地下街にある煮込みうどんの専門店。以前からあったサービスと聞きながら、熱く固いウドンを啜り、冷たい浅漬けの漬物を口にしたものです。


みそ味の 熱いうどんに 漬物良し

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# by tabigarasu-iso | 2018-05-26 16:04 | 随筆 | Comments(0)

知ったか振り

 駅前の大道りを勢い良く歩いて、すぐ右にある筈のホテルが見付かりません。それでも知ったか振りをしてどんどん歩けば、先程まで沢山あったホテルの看板は消えてなくなりました。


 大きな鞄を手に提げて歩くのは良い運動になりますが、額から汗が流れ落ちて運動はもう十分だと身体が言い始めましたから、影響を受けた心も弱気になり、ホテルに電話を掛けてみます。


 応対したフロントの男性は、行き過ぎですからそのままどこも渡らず右折すればホテルに着くと教えてくれました。が、言う通りに歩いて戻れば賑やかな飲み屋さん通りで、ホテルらしきものは見当たりません。


 再びホテルに電話すれば、今度はフロントの女性が誤りを正してくれました。辿り着いたホテルは、駅のすぐ傍です。駅を出てところで電話をすれば、十分も余分に歩かずに済みましたが、良い運動になったと思いましょう。


迷い人 教える人で また迷い

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# by tabigarasu-iso | 2018-05-25 08:00 | 随筆 | Comments(0)

小さな嘘から倒れる組織

 その昔、おばあさんは嘘をついた孫に言いました。

「嘘をつくと、エンマさんに舌を抜かれるぞ」


舌を抜かれては困る孫は、固く口を閉じます。

「何だ、嘘をついたのは、おめえか」


どの孫が嘘をついたのか、おばあさんは知らなかったのですが、孫の態度で見抜きました。

「俺が悪かった」


 当時の孫は素直に謝りましたが、大人になると素直にはなれないようです。小さな嘘を覆す記録が公にされ、それでも知らないと言い切る腹の小さな人に、1億人の将来を任せて良いものでしょうか。


その地位に すり寄る人も 今は消え

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# by tabigarasu-iso | 2018-05-24 07:30 | 随筆 | Comments(0)

 スポーツ選手がルールを守らなければ、それは喧嘩になります。自分の意思でそうする場合とコーチや監督の指示でそうなる場合もありますが、ルール違反の喧嘩に違いはありません。


 その喧嘩で相手が怪我をすれば、選手はもとより指示を出したコーチや監督も相手に謝罪するのは当然です。それが出来ない人は、再び社会のルールを違反したことになるでしょう。


 アメフトの試合中の喧嘩がSNSで拡散し批判が大きくなった挙句、喧嘩した選手が記者会見することになりました。そこで明らかになったのは、ルール違反を強要したのは、コーチと監督とのことです。


さて、スポーツを喧嘩の道具にしたコーチと監督は、被害者にどう対処してくれるのでしょう。また、社会人として落とし前は、どう着けてくれるのか、潔い態度を見たいものです。


アメフトよ 喧嘩競技と 成り果てた

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# by tabigarasu-iso | 2018-05-23 18:15 | 随筆 | Comments(0)

人は何で生きるか

 ロシアの著名な作家トルストイさんは、「人は何で生きるのか」を神様と天使の小説で教えてくれます。それは、生まれて初めて親元を離れ、下宿生活を始めた15歳の時に購入した一番安い岩波文庫本でした。


 あれから半世紀を経ても、そのタイトルは相変わらず脳裡に浮かび続け、自分なりに掬い取ろうとしますが、明確な答えを見付ける前に忘れているようです。このままではいけないと少し反省して、改めて小説の要点を調べてみました。


 神様が与えた問題と天使の回答は、次の通りです。

1)人の中には何があるか?

➡人の中には愛がある。

2)人には何が与えられていないのか?

➡人には自分には何が必要なのか知る力が与えられていない。

3)人は何によって生きるか?

➡人はだれでも自分自身のことを思いわずらうことによってではなく、愛によって生きる。


 天使の回答を自分に当て嵌めてみれば、人は何で生きるのか、遅まきながら明らかになりました。ただ、愛によって生きるは気恥ずかしく、小説の中では言えても現実では言い難いものですから、「思いやり」で生きると言い換えましょう。


思いやり 審査現場で 活かします

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# by tabigarasu-iso | 2018-05-22 12:27 | 随筆 | Comments(0)

 通常、内部環境監査員養成コースの定員は20人と言われています。何故か、講義だけでなく実習を交えたコースの場合、1人の講師が指導できる人数として20人が限界と言われて、疑うことはありませんでした。


 今回、どうしても対象者を40人にして欲しいとの要望があり、その限界に挑戦したのです。その結果、意見交換を行う実習において、全員を対象に出来なかったものの、話を聞いていただけの受講生のレベルアップが確認出来ました。


それは、修了試験の回答で分かります。自分の意見を言う機会のなかった受講生の答案、実に良くまとまっているではありませんか。良く意見交換出来た方より、正しく回答を理解していたことが立証されました。


これを教訓として、受講生の定員を倍増する40人コースも本格的に展開しようかと思います。講師と意見交換する方50%、その意見をまとめて自分の考えにする方50%の展開は、20人定員で講師が全員と意見交換するコースより、考えをまとめる時間があり、全員が優秀な成績を残すことが出来ましたから。


早起きに 三文の徳 あったとさ

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# by tabigarasu-iso | 2018-05-21 22:01 | セミナーサービス | Comments(0)

 岡山県高梁市にある吹屋を訪問したのは偶然のことです。岡山駅に到着したのは前夜のことでしたから、翌日は姫路城に立ち寄り、ゆっくり帰宅するつもりでした。


それが高梁吹屋のパンフレットをホテルで見付け、岡山駅から特急列車で35分の高梁駅からタクシーで30分余り、山奥の心細い道に郷里を重ねながら到着した先には、屋根瓦と壁の色が統一された吹屋の町が現れ、漸く安堵したものです。


かような町並みは、酸化第二鉄と言う赤色顔料により栄えた象徴でしょう。昨今の勝手に乱立する駅前開発には見られないものですから、まずは赤色顔料の生産現場を訪れてみました。


 そこには、当時の作業現場を再現した人形があり、決して楽な作業ではないことが分かります。人形の顔には、掘り出す環境の厳しさが生々しく現れていました。


ベンガラの 故郷インドは 赤い色

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# by tabigarasu-iso | 2018-05-20 12:07 | 随筆 | Comments(0)

絵になる剪定職人

 地下足袋で足元を固め、脚立に上り高所の枝を切り落とす、庭木を剪定する職人の姿は絵になる。それは傍目のことで、本人にすれば、夜明けの豪雨から一転し晴れた空の下、汗を流しながらの仕事は厳しいに違いない。


 伸びるに任せた枇杷の木に今年は実がなり、収穫時期も迫っているが、何処に生っているのか、下から見た目には分からなかった。伸び過ぎた枝先を切り落とし、実の生る枝が剥き出しになり、やがて熟せば鳥達にも枇杷の姿が良く見えることだろう。


 少しは君達に分けてあげても良いが、種を飛ばした人間の分も残して置いて欲しい。桃の実も同様、上に伸び過ぎた枝を切り落とし、風通しを良くして貰ったから、やがて君達にも舌のとろけそうな甘い桃の味見をさせてあげることができるだろう。


 ところで、花の期待を裏切り続けた五月の木には引退して貰い、愛らしく白い花を咲かせ続けるコデマリに替わって貰った。それは、プロパンガスの大きなボンベを運ぶ通り道にあったから、コデマリもガス屋さんも気を遣ったことであろう。


伸び盛り 枝葉落とせば 実は太り

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# by tabigarasu-iso | 2018-05-19 14:30 | 随筆 | Comments(0)

電車で居眠り

 居眠りしても、静かで誰にも邪魔されず目的地まで安全に身体を運んでくれる電車の旅は有難い。


 旅先で枕が変わり眠りの浅い夜を過ごしながらも仕事は懸命に打ち込むものだから、いつもより疲れが出易い帰路の車中で冷えた麦酒を一缶飲めば、知らぬ間に眠り込む。


いつしか自分の涎の冷たさで目が覚め、時計を見れば一時間が経過している。長くはないが深い眠りの所為で気持ちの良いこと、視力も回復したところでパソコンを起こす。


ところが、肝心の指先は未だ眠たそうで、キーボード上で静止したまま動かない。そうか、指先に指令を出す思考の居眠り、起こすのを忘れていたようである。


寝不足に 良く効く薬 居眠りか

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# by tabigarasu-iso | 2018-05-18 15:30 | 随筆 | Comments(0)

挨拶のつもりが

 年度が変わり二カ月余り、少しばかり遅い新年度の挨拶に訪問した時のことです。時間前ながら、新しい方も交えて関係者が全員待ち構えておりました。


机の上には配付用の資料が積まれています。はて、これは挨拶だけでは済まないと覚悟を決めて、いつもの前置きは省き、要件を手短に伺い、回答も素早く差し上げることにしました。


ところが、待ち構えていただけに相手の説明は長く、何を求めるのか焦点がはっきりしません。それをそうとは言えませんから、相手の要点をまとめて確認します。

「つまり、業務目標と環境目標の相違点を正す監査員の教育ですね」


 漸く頷いてくれたところで、一言申し上げました。

「駄目と言うだけなら、出来ない自分でも簡単に言えますが、軌道修正する方法を一緒に考える、コンサル的な内部監査員の育成を目指しましょうか」

 こうして、簡単な挨拶のつもりが長い説明会になったのです。


挨拶の つもりが実は 打合せ

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# by tabigarasu-iso | 2018-05-17 06:59 | 随筆 | Comments(0)