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白髪の旅ガラス

地球生命体の存続に向け

 インターネットで調べてみれば、「地球外生命体」に触れる資料は多数ありますが、意外なことに「地球生命体」となると皆無です。当たり前のこと過ぎて、誰もまとめないのか、興味がないのか、その理由は不明ながら、地球環境問題を説く際にはなくてはなりません。


 地球レベルの環境問題には、気候の温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨、砂漠化、海洋汚染、森林破壊、野生生物の減少などがあります。これらの原因は、産業革命以降の大気中の二酸化炭素増加、人口の増加、化学物質の増加、森林の焼畑化など。


中でも、もっとも大きな原因は、人を主人公として、他の生命体を軽んじて来た考え方です。人の生活が良くなれば、汚物や汚水など川に流しても構わない。そんな考えが法規制になり、綺麗な水を化学物質で汚しても、排水処理して河川に流す。


法規制で問題のない排水であっても、元の綺麗な水ではありません。その水は、規制値以下であっても有害な化学物などが含まれていますから、その中で棲息するメダカやフナなどが健康で暮らし続けるのは難しい。


こうした種の保存は、メダカやフナなどの動物ばかりではなく、日本タンポポなどの植物にも求められますが、日本メダカや日本タンポポなど、人の身勝手で絶滅危惧種になっています。そこで、地球環境問題を考える際には、対象を「地球生命体」にしなければなりません。人の暮らしが保てるよう、その為には動植物も並行して種の保存が可能になる対策が不可欠です。


掃除機の 音で這い出す 炬燵猫

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# by tabigarasu-iso | 2017-12-04 09:00 | 随筆 | Comments(0)

粗大ゴミ

 市は、市民の出した廃棄物を処理する義務があります。ただ、粗大ゴミの回収は、特別な回収依頼と別料金を支払わなければなりません。


 粗大ゴミであっても、廃棄物処理場まで運搬すれば、驚くほど安い料金で処理を引き受けてくれます。自分の暮らす市では、1㎏が8円の処理費用ですから。


合計30㎏の粗大ゴミの内訳は、半世紀近く使った米櫃とミシン、それに押し入れの四分の一を占拠していたプラスチック製の衣装ケース。


どれも想い出深いものですが、使えない代物ばかり。片付けは、想い出だけを心に遺すこと。そう割り切り自家用車で処理場まで運べば、心地良い汗が流れました。


粗大ゴミ いつか自分も なる時が

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# by tabigarasu-iso | 2017-12-03 12:00 | 随筆 | Comments(0)

指導と暴力

 大相撲とは何でしょう。日本の国技と言われますが、外国の力士の方が多数派になった現状を鑑み、果たして日本の国技と言えるのでしょうか。国技なら、国民の中から力士を育てる必要があります。


かつて、相撲の稽古には竹刀で打たれる場面が見受けられましたが、それは暴力ではなく指導と言われました。けれど、素手で戦うことが条件の競技に竹刀の指導は頷けません。どこまでが稽古でどこから暴力か分からない。


これでは、力士なろうとする若い国民は尻込みすることでしょう。確かなのは、力士が土俵を離れた場所で、素手ではなく、何かで投打するのは明らかに暴力となります。では、その場に居合わせ見ていた力士は、問題にならないのでしょうか。


当然のことながら、暴力を振るい相手に怪我を負わせた力士は引退しました。相撲協会は暴力絶滅を宣言しましたが、指導と暴力、どのように区別して監視するのか明らかにしなければなりません。


被害者を 責める体質 改めて

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# by tabigarasu-iso | 2017-12-02 17:00 | 随筆 | Comments(0)

環境ISOとは

 ISOとは、スイスに本部を置く国際標準化機構のことです。何を標準化するかと言えば、例えば、ネジの形や寸法。どの国で作られたネジであっても、標準化によりどこの国でも使えるものにするものですが、個性を大切にする音楽や芸術の世界では必要ありません。


環境ISOと言えば、ISO14001のことでして、環境マネジメントシステムの標準を定めたものです。それと言うのも、騒音や悪臭などの公害問題は国内の問題ですが、オゾン層の破壊や地球の温暖化は地球レベルの環境問題であり、公害問題は国の法規制で対応しますが、地球レベルの環境問題に対処する法律がなく、1996915日、自主的な環境管理の国際ルールとしてISO14001規格が発行されました。


それから20年余り、地球レベルの環境問題は深まるばかり。例えば、化石燃料を燃やし続け、煙を大気中に捨て続けた結果、地球を包む温室効果ガスの濃度が高まり、気候の温暖化が進むことで異常気象や海面上昇などが生じています。海抜ゼロ地帯の人は、殆ど化石燃料を燃やした覚えがないのに国を追われる被害者になり、二酸化炭素の排出側は知らないでは済みません。


環境ISOは、二酸化炭素の排出量を削減する法規制ではなく、環境ISOの導入を決めた組織が、何をどんな方法で実行するのか自ら定め、それを第三者の審査員が検証するものです。審査を受けずに自己宣言しても構いません。また、管理レベルを要求していませんから、組織の規模や特性により出来るところから始めて良いのです。環境問題の解決に向け、何をしてはいけないか、何をしたら良いのか、地球生命体の一員として考え共に行動して参りましょう。


水車小屋 カタコトコットン 想い出す

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# by tabigarasu-iso | 2017-12-01 10:00 | ISOマネジメント | Comments(0)

トイレ革命

 中国には、古い集落や住宅街で自宅にトイレがなく、公衆トイレが使われている場合が多いと言う。その公衆トイレには間仕切りがなく、用を足す際に隣の人と顔を合わせるニーハオトイレと呼ばれているそうである。


こうした公衆トイレには悪臭や汚れが付きものであり、国家をあげての美化運動、トイレ革命が進められているそうだ。かつて、日本の田舎でも似たような状況があったから、覚えのある人間の役割として紹介して置きたい。


 一つ異なるのは、古い集落であっても自宅に厠があり、自分の田畑の農作物に与える貴重な肥料であったから、それを他の家に与える公衆トイレなどあり得なかった。他所の家で用を足して帰宅しようものなら、勿体ないことをしたと叱られたそうである。


 ニーハオトイレは、公衆ではないが自家用にはあった。大きな樽を土中に埋め込み、その上に板を二枚渡したトイレである。汲み取り易さを優先した構造だけに、悪臭や見た目など問題にしていない。食べる時間が同じなら、排泄する時間も重なり、二枚板の上で会話しながら排泄した記憶は消えないそうだ。


それから半世紀余り、日本では腰を上げれば自動で洗浄してくれるトイレまで普及し、中国のトイレ革命を想像もできない時代になったが、自らが排泄した物の行く先を忘れないようにしたいものである。


清潔な トイレで判る 品格か



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# by tabigarasu-iso | 2017-11-29 10:00 | 随筆 | Comments(0)

楽しく有益な環境ISO審査

 自己主張の下手な種族の割には、楽しく有益な環境ISO審査を目指すとは、我ながら良く言ったものです。それと言うのも、審査の大半は世辞にも面白いとは言えず、システムの改善に言及することは余り期待出来ません。


審査を楽しいものに変え、更に有益なものに変えなければ、環境ISO審査の返上はあっても導入する組織は減るばかりです。また、ISOを導入している組織において、品質記録を捏造するニュースには、自浄作用の働いていない組織の審査の役割を考えればなければなりません。


楽しい審査には、難しい規格要求事項を日常の言葉で分かり易く解説しながら、実態とのギャップがどうして生じるのか、担当者と一緒に課題を確認する中から、原因を担当者に気付いて貰う審査などがあります。


有益な審査の一つには、楽しい審査を通じて、部門における環境ISOの使い方を理解して貰う審査であり、それも一度の議論ではなく、時間の許す限り何度でも議論を繰り返し、審査後に使えるレベルまで理解して貰うものもあり得るでしょう。


それには、幅広く浅い審査では用をなしません。ある部署では業務目標と環境目標の整合や目標値と施策について議論を繰り返し、別の部署では内部監査の指摘に対して原因と是正の適切性を議論し、経営責任者の審査では、環境ISOの有効性に言及し、効果が出ない原因は、経営責任者の見直しの何処にあるのかなど、それぞれ部署毎の特性を考慮した深掘り審査が必須でしょう。


ジャガイモを 茹でて頬張る 味噌付けて

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# by tabigarasu-iso | 2017-11-28 09:00 | ISOマネジメント | Comments(1)

仲間

 食住に不足なく

寒さ避けて眠る

目覚めれば暇に

話し相手求めて

擦り寄る熊さん

静か過ぎ飽きる

それでも弾いて

落とすことなく

いつか動き出す

その日まで待つ

決して齧ったり

爪など刺さない


大相撲 土俵の上で 戦って

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# by tabigarasu-iso | 2017-11-27 15:00 | | Comments(0)

人参畑の前まで

 西部池袋線の所沢駅からタクシーで20分ほど、城と言う場所があります。カーナビゲーションを備えたタクシーであれば、住所を頼りに間違いなく到着しますが、駅前から乗り込んだタクシーには、それがありません。


「この場所ですが、大丈夫ですか」

 見せた住所に覚えがなかったのでしょうか、住所の書かれた資料を見た高齢の運転手は、無線で本部を呼び出しています。


少しばかり嫌な予感がしたものの、プロの腕を信じて黙って座っていましたが、予定の時間になっても昨日の光景とは違う場所まで来たところで、運転手は間違いに気付いて言いました。

「間違えました。来過ぎたようです」

「そうですね。慌てなくても結構ですよ」


タクシーの料金メーターを倒して戻ること数分、狭い道に入ると直ぐに見えた人参畑の前が目的地です。

「お世話なりました」

「御迷惑を掛けまして」

「いえ、時間に余裕がありますから大丈夫です」

 

 高齢の 似た者同士 助け合う

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# by tabigarasu-iso | 2017-11-25 12:00 | 随筆 | Comments(0)

18年の御礼

 貴社の物流センターへ環境ISOの導入支援を始めたのは19998月からです。当時生まれた子供が高校を卒業する18年間に亘り、貴社にはコンサルサービス御愛顧頂きました。今回、環境ISO返上の御連絡を頂き、感謝を込めて振り返ってみます。


 当時の私は、環境ISOのコンサルを始めて2年経ったばかりでした。従い、支援するコンサルと言うより一緒に悩みながら仕組み作りを行う仲間であったような気がします。


 一番に想い出されるのは、コンサルを終えた帰路の車中の反省会のこと。立ち会われる本社の方と毎回繰り返されるカップ酒の車中会議は、話の内容はさて置き30分間でワンカップの日本酒2缶を空にすることがノルマのハードなものでした。


下車するまでにすっかり出来上がった自分は、赤い顔を見せないようにしたものです。それが翌年の7月まで毎月繰り返され、通勤や通学の人で賑わう車中302缶勝負は、懐かしい想い出になりました。


そうこうして漸く迎えた登録審査の日、環境管理責任者の方は緊張する余り体調を崩し、畳の敷かれた部屋で横になる光景が焼き付いて脳裡から離れることがありません。


あれから対象サイトが日本全国に拡大し続け、審査前と審査後の支援を続けて参りましたが、世代交代された経営者の考えで、環境ISO返上が決定されたようです。何より、環境ISOを維持する効果がなければ仕方のないことかも知れません。


今はただ、長年の御愛顧に感謝し、今後の発展を祈るしかないようです。やがて、若い経営者の方が環境ISO導入の必要性を再び見出されたなら、声を掛けて下さること願って止みません。


想い出す ふた昔前の 紅葉かな

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# by tabigarasu-iso | 2017-11-24 09:00 | 随筆 | Comments(0)

青春の路線

 西武池袋線は、青春時代を蘇らせる想い出の路線です。中でも石神井公園駅は、人生の岐路を決定した駅でしたから、45年経った今、当時を想い出そうと懸命に見詰めましたが、人の息で車窓は曇り何も見えない。


 当時、駅の隣にある手荷物集配所でアルバイトをした時のこと、何となく気の合う先輩に夕飯を馳走になったことがあります。確か、その方は大学を中退し、身重な奥さんを抱えていました。想い出すのは、大きなハマグリが入った椀です。


 将来を語る先輩の目は輝き、それを見詰める奥さんの顔も幸せそうでした。それこそ、お金はなくても幸せな若い二人に、自分は将来を決心したものです。


 その時、連絡先も聞かずに別れてしまったこと、未だに残念でなりません。無事に人生を重ねていれば、既に70歳の頃。車窓には、見えない景色の替わりに、白髪の爺様が遠い過去を見詰める姿が映っています。


足元の 冷えが気になる 洋室か

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# by tabigarasu-iso | 2017-11-23 15:00 | 随筆 | Comments(1)