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白髪の旅ガラス

楽しい審査でした

 審査を終えて頂く審査員の通信簿には、「楽しい審査でした」、「会社としてためになる審査でした」、それに「ありがとうございました」と身に余る言葉が記載されていました。


いつものことながら、審査を行う前と審査中に心掛けるのは、楽しい審査です。けれど、果たして実現出来たか否か評価されるまで分かりません。それが、「楽しい審査でした」と言い切って頂き、懸命に審査した甲斐がありました。


そればかりか、「会社としてためになる審査でした」とも評価を貰い、涙腺の緩くなった審査員としては文字が涙で見えなくなりそうです。が、折角頂戴した有難い評価ですから、涙腺を締めて最後まで読ませて頂きました。


「ありがとうございました」の仕上げ文に何の説明が要りましょう。この文だけでも幸せな気持ちになるところ、前文に具体的なコメントが二つもありますから、相手の気持ちが更に良く分かります。


審査はサービス業ですから、感謝の言葉に勝る評価はありません。頂戴した有難い評価を腹に落とし、今後も規格要求事項にはない話題を沢山盛り込み、組織の方が楽しめる審査、心掛ける所存です。


柿の実を 僕にもくれと 猫は鳴く 


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by tabigarasu-iso | 2017-10-31 14:30 | ISOマネジメント | Comments(0)

木枯らし1号に冷やされ

 長雨と台風に飽きて漸くの晴れ間に洗濯物を干し、気分良く出掛けたまでは良かったが、急に吹き出した怪しい風は、暖かくなると見込んだ男の身体の芯まで冷やした。


 それが木枯らし1号の仕業と知った時にはもう遅い。薄地のブレザーとシャツのボタンを締めてみたが、至る所から無防備に体温が逃げて行くのが良く分かる。


 なら、急ぎ足で歩けば身体の芯から温まるだろと先を急けば、そうとは知らない連れは遅れて人混みに埋没して見えない。そのまま迷子になってはいけないから、足を止めて連れを待つ。


「コート、貸そうか」

 備えの良い連れは追い着いたが、木枯らし1号など気にしていないようである。余裕を持って心配してくれたが、事情を知らない足取りは、少しも早くなることはなかった。


木枯らしに 向かうコートを 忘れない


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by tabigarasu-iso | 2017-10-30 21:30 | 随筆 | Comments(0)

 ISO14001:2015規格に対応した審査、良くも悪くも会社経営の経験のある審査員なら、経営の課題を解決する視点から審査は可能ですが、経営経験の無い審査員には難しいかも知れません。


 環境目標として、電気の使用量や廃棄物の発生量を削減するシステムの審査に慣れた審査員は、経営の視点から内外の課題を聞き出すことに慣れていないようです。それが証拠に、部門で内外の課題を質問しようとはしない。


確かに、内外の課題を決めるのは経営者ですが、課題を解決するのは部門ですから、部門で内部の課題を質問しないのは、経営の視点がない審査員です。部門で内部の課題を聞き出し、それを放って置けば脅威、何とかすれば機会になりますから、課題を聞かない審査は意味がありません。


だが、課題は経営者の審査で聞けば良いと、思い違いした審査員が多いのは何故でしょう。それは、経営経験の有無ばかりではなく、マネジメントシステム審査員として、目的を果たしていないことに気が付いていないからです。また、気が付かないまま20年近く審査を続けて来た人には、今更ながら軌道修正は難しい。


ISO14001:2015規格の審査を受ける組織の方は、審査する審査員の資格だけでなく、マネジメント経験の有無を事前に確認する必要があります。また、その経験はなくても、どんな審査をするのか、事前に確認する必要があるでしょう。さもないと、法規制の確認や規格要求事項とのギャップだけを追及する審査員に遭遇する筈です。


経営の 視点で審査 誰がする


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by tabigarasu-iso | 2017-10-29 22:57 | ISOマネジメント | Comments(0)

唐辛子とわさびの違い

「ところで、もりそばの汁に入れるのはわさび、天ぷらそばに振るのは唐辛子、どうして使い分けるのですかね」

「はあ、その通りですが、理由を問われて、答えが浮かびませんね」


 こんな押し問答を楽しむのは、環境ISOの審査員ですから、答えが分からないままでは気が済みません。鴨南蛮そばを運んで来てくれた店員に向け、問い掛けた審査員が質問しました。


「同じそば、暖かいものには唐辛子、冷たいものにはわさび、使い分ける理由を教えて貰えますか」

「それは、お客さんの好み、嗜好の問題ではないでしょうか」


 分かったようで納得できないもう一人の審査員は、ホテルに戻り調べてみます。わさびは、出汁の臭みを消す為に使用し始めたもので、唐辛子は香りや辛さを楽しむものとありました。


 どうやら、「わさび」は臭み消し、「唐辛子」は嗜好で、そばに限らず使い分けているようですね。


 好奇心 わさびと辛子 どう使う



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by tabigarasu-iso | 2017-10-28 15:00 | 随筆 | Comments(0)

腹に落ちる

 「腹に落ちる」物は水と食料ですが、別の意味では納得する、得心する、なるほどそうだと思う意味があり、意味は分かっても、納得の出来ない事柄もあるから、それは腹に落ちないことになるのでしょう。


 ところが、「腹に落ちる」と言う言葉を知らない人は、それを耳にして首を傾けることになります。

「確かに、説明は腹に落ちました」

「・・・すいませんがもう一度」

「具体的な説明で腹に落ちました」


 腹に落ちる喩を知らない人は、具体的な説明で何が腹に落ちたのか尋ねたい気持ちを抑え、分かったように言いました。

「なるほど、有難うございます。私の説明が腹に落ちたのですね」


 そう言いながら、説明が腹に落ちるとは、説明に得心する意味だと話の流れで理解した人は、続けて返します。

「私も自分の説明を貴方に得心して貰い、何となく腹に落ちました」


腹の中 「に」と「から」とは 大違い



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by tabigarasu-iso | 2017-10-27 16:30 | 小説 | Comments(0)

希望の党の未来

 選挙の直前に発足した希望の党は、民進党の議員を全面的に受け入れることはないと宣言した直後に立憲民主党が結党され、次第に雲行きが怪しくなり、結党時より議員数を減らす結果となりました。

 党首の小池さんは、安保法案に反対する議員を排除すると言い切った自身の発言が招いた結果だと、敗北を涙ながらに認めましたが後の祭りです。どの党であっても、完全な一枚岩の党など独裁国家でない限り有り得ないのに。

 希望の党の未来は、党首が都知事と兼務では明るくないと思います。そもそも、都の舵取りも旨く行くか不安な状況にあり、党首の兼務を巧みに捌くことも可能だとは、誰が期待するでしょう。

 では、誰が党首になると言うのでしょう。だれがなるにしても、小池さん個人の人気だけで盛り上がった党ですから、小池さんが党首を離れた時点で解党するかも知れません。党の成立が米国大統領のフィーリングを活用したバブルでしたから、針の発言でバブルが弾けても仕方ない。

 従い、希望の党と言う舟に乗り込んだ船員の方は、新しく党を作るか、どこかの党に潜り込むか、陸に上がるか、何れかの選択を迫られるように思われてなりません。


実現を 望む希望の 未来なく

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by tabigarasu-iso | 2017-10-26 19:00 | 随筆 | Comments(0)

無資格検査の原因究明

 安全試験や性能試験、資格が必要な場合とそうでない場合とがあります。資格が必要な場合、資格を持たない人の検査は許されません。


環境ISOの審査は、審査員資格のない人が審査をすることがあれば、審査結果が無効になります。ただし、審査員補の人でも主任審査員の指導があれば審査は可能であり、その経験を重ねて単独で審査が可能な審査員になりますが。


大手自動車メーカーで行われていた無資格者による検査報道には、空いた口が塞がりません。車は安全第一であり、完成車が安全である検査の違反は、購入者の期待を大きく裏切るものです。


 何故、無資格者の検査が行われていたのでしょう。その原因究明と是正処置は適切か、注視して行きたいと思います。ところで、既に契約を済ませ、納車を来月に待つ人には、どんな対応がなされるのでしょうか。


当選の 万歳三唱 古いかも

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by tabigarasu-iso | 2017-10-25 20:12 | 随筆 | Comments(0)

僕は炬燵で丸くなる

 外は雨音の絶える気配なく

急ぐ用事もなく腹も足りて

専用のトイレで排泄すれば

居間の炬燵で丸くなるだけ


台風の お陰で散歩 遠くなる

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by tabigarasu-iso | 2017-10-24 12:00 | Comments(0)

台風一過

 昨夜は、これまでにない大型台風の影響で雨戸が一晩中悲鳴を上げ続け、お陰で眠りの浅い夜になりました。

朝になり、強風は尾を引いているものの雲一つない晴天になり、道路に散乱した庭木の葉を塵取りで片付けながら、過日、隣人とのやりとりを想い出しています。

「木の葉に名前は書いてないから、何処の家の物か判らないですよ」

「そうは言っても、葉が落ちる木は何処か判りますから、片付けましょう」

 車を運転してみれば、台風の強風で揺すり取られた小枝や葉が道路の端に集まり、誰かに片付けて貰えるまで伏せていました。


台風の 一過を一家と 勘違い

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by tabigarasu-iso | 2017-10-23 17:00 | 随筆 | Comments(0)

何の為に守る法規制

 意外に陥るのが目的を忘れて行動することです。例えば、環境ISOでは順守義務を守らない場合の認識が全員に要求されていますから、審査員の立場で質問してみましょう。


「廃掃法を守らないとどうなりますか」

「違反者として逮捕されます」

「そうですね。悪質な不法投棄には罰金もあります」

「ええ、ですから廃掃法は守らなくてはいけません」


 法律違反すると逮捕されるから法律を守るのが本質ではありません。捨ててはいけない場所に廃棄物を捨てるのは、土壌汚染や水質汚濁を引き起こし、環境に悪影響を与え、そうとは知らない人や動物に被害を与えることになります。


「そうでしたね。どうも法律と聞くと違反しないことばかり考えてしまいます」

「それに間違いはありませんが、違反した場合には何がどうなるのか考え、悪影響が起こる場合には、それを引き起こさないことが必要だと脳味噌にインプットして置くないと、知らない間に違反するかも知れません」


 その逆に、法規制を守ったなら、知らない間に誰かを傷付けるような悪法もありますから、立法にたずさわる国会議員には、それなりの知識と経験並びに人格を持った方を選ばなくてはなりませんね。


目的を 忘れて守る 怖さかな

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by tabigarasu-iso | 2017-10-20 21:30 | ISOマネジメント | Comments(0)