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白髪の旅ガラス

遡り環境ISO

 環境ISOを導入している組織の環境目標は、業務目標から導くことも可能です。環境方針は組織の目的に適切な要求があり、環境目標は環境方針と整合させる要求があり、組織の目的と業務目標は整合していますから。


では、業務目標から環境目標を導いてみましょう。業務目標には、売上目標と利益目標があり、売上目標の中に環境に配慮した製品やサービスがあれば、それが環境目標になります。


利益目標は売上目標から経費目標を差し引いたものであり、経費目標の中にはエネルギーや資源などの直接経費や人件費などの間接経費があり、省エネ、省資源、生産の効率化などの目標が環境目標に置き換わる。


 環境目標の設定には、著しい環境側面、順守義務を考慮に入れ、リスク及び機会を考慮することから、業務目標から環境目標を導く際には、前者を考慮に入れ、後者を考慮すること、忘れてはいけません。


 資源の使用、エネルギーの使用、生産の効率化による省エネ・省資源などを著しい環境側面として、省エネ法、廃掃法などを順守義務として考慮に入れ、環境配慮型製品の販促などがユーザーに支援される機会を考慮します。


 業務目標から環境目標を導き、環境目標から著しい環境側面を導く「遡り環境ISO」の活用により、組織のマネジメントと環境マネジメントシステムは完全に統合され、より有効なパフォーマンスが期待できるでしょう。


早炊きの 飯に沢庵 載せて喰い

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by tabigarasu-iso | 2017-02-28 10:00 | ISOマネジメント | Comments(0)

特急こうのとり

 新大阪駅の構内で福地山方面行き特急こうのとりの発車を待つ。待合室はなく、冷気が足下を漂う構内の椅子に腰掛け、幸せを運んでくれるこうのとりの到着時間まで、半時間ほど耐えるしかない。


 昨夜、日本地図を広げ、これまで訪問した場所に赤の印を付けた。これから向かう兵庫県福知山線の柏原駅は、初めての訪問先になる。暗くなれば景色が見えなくなるから、早目に到着するよう出掛けたが、在来線の本数は少なく、新大阪駅で足踏み。


 今回の旅、柏原駅が終着地ではない。そこからタクシーに乗り10分掛かる氷上に泊まり、更にタクシーで10分掛かる丹波市春日町が目的地である。柏原駅には、日の暮れる前に到着する予定だから、しっかり車窓を見て置こう。


 半時間が過ぎて、特急こうのとりが到着した。乗客の誰も居ない電車に乗り込み、車内アナウンスに耳を傾ける。車内販売、自動販売機もないと言うサービス振りなのに、自由席、指定席、グリーン車の3ランクあるのは可笑しい。


自由席 二つ指定が あると言う


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by tabigarasu-iso | 2017-02-27 10:00 | 随筆 | Comments(0)

あれから40年

あれから40年、当時1歳の息子は中年になる。先月、自分には身に覚えのない介護保険証が届いた。聞けば、それを利用するか否かではなく、年齢が来ると誰にでも届くと言う。


 誰でも、いつかは誰かの力を借りることになる。出来るだけそうならずに終えたいものだが、死んでから自分で自分の始末は出来ない。それまで、介護の必要な身体になれば、身内だけでは手が足りなくなる。その時は、遠慮なく介護保険を使わせて貰う。


 当時は、技術立国日本の先端情報を扱うサービス業に就き、寝ても醒めても企画が脳裡を駆け巡る情報戦場にあり、よもやプロの介護人に車で送迎され、専門の施設でデイサービスを受ける日が来る場面など思いも寄らなかった。


 あれから40年、今では環境ISOの審査業務に就いている。依頼があれば何処までも、北海道は紋別の流氷現場を横に見て、山形、新潟、宮城、福島、茨城、東京、埼玉、千葉、群馬、栃木、山梨、富山、金沢、福井、京都、岐阜、静岡、大阪、三重、和歌山、兵庫、岡山、香川、九州は宮崎まで、今では、すっかり白髪の旅ガラス。


 懐メロの 歌詞に聞き惚れ 梅も咲く

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by tabigarasu-iso | 2017-02-26 11:37 | 随筆 | Comments(0)

丹波竜の夢

 車窓から大きな恐竜の見える路線は珍しい。化石の発見された地名から、丹波竜と呼ぶようだ。地元の人の話では、当地はかつて沼地であったそうな。そこに迷い込んだ恐竜が沼に沈み、やがて化石になったそうである。


 その化石に命が吹き込まれたら、どうなるであろう。長年の静止で筋肉が動きを忘れ、しばらく身震いしてから歩き出す。何も食っていないから、何か胃袋に入れたい筈だ。


 さて、丹波竜は草食の爬虫類だから、周辺を探してみる。取り敢えず、近くの山にあるシダ類に似た檜の葉を口にした。なかなかの珍味であるから、斜面を上り頂きまで食い尽くす。


そこで一休み、檜に身体を預け食後の休憩である。知らない間に夢の中、仲間の恐竜が自分を呼んだ。嬉しくて、身体を回すと勢いあまり、檜を倒しながら、斜面を転がり落ちる夢を見たのは、審査の帰路である。


 丹波竜 記憶に収め 独り悦

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by tabigarasu-iso | 2017-02-25 15:00 | 随筆 | Comments(0)

要望に応える審査

 環境ISO審査の初回会議、審査の要点を簡単に説明してから、受審者の要望を伺います。審査もサービス業ですから、相手の要望も知らずに審査を進める訳には行きません。


「審査に何を期待されますか」

「そう言われても」

「想定していない質問でしたか」

「はい」

「それでは、後ほど改めて伺いますから、要望を考えて置いてください」


 こんな調子で、会議に参加されている方の要望を聞いて行きます。二番目に質問された方は考える時間がありましたから、簡潔に答えてくれます。

「自分は、初めて審査を受けます。システムの理解が浅く、指導して頂ければ有難いと思います」

「指導ですか。出来ないことはありませんが、審査員で参りましたから、議論させて貰いましょう」

 審査時にコンサルをしてはいけないと承知の方は、笑いを堪えていました。


 三人目の方は、正直に申し上げますと真顔で言います。

「業務目標と環境目標の関係が納得できませんので、その点を明らかにして頂きたい」

「それは審査員が質問する内容を先取りしたものですね。審査時に議論しましょう」

 すると会場に笑いが起こり、質問者は頭を搔きました。


「それでは、最初の方に伺います」

「業務に役立つ審査を期待して宜しいでしょうか」

「それに間違いはありません。ただ、審査後のアンケートには、指導を有難うとは決して書かないでください」

 再び会場は笑いに包まれ、要望に応える審査が始まるのです。


 恐竜の 丹波訪ねて 春近し


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by tabigarasu-iso | 2017-02-24 08:00 | ISOマネジメント | Comments(0)

猫の日もある

 222日は、ニャン、ニャン、ニャンで猫の日だそうな。我が家では、毎日が猫の日だから、世間並みに騒ぎ立てることもない。


 朝早く起きる我が家のチビトラは、玄関マットに乗り空を飛ぶ真似から、玩具の鼠を袋から叩き出して狩の練習に励み、主人の起きる時間には疲れて巣の中で朝寝に入る。


 出掛ける前にチビトラの眠る巣を覗き込めば、こちらを見上げるだけで起きようともしない。早朝の運動が激し過ぎて、主人を見送る体力の余裕はなさそうだ。


 それでも、夕方になれば帰宅する家人の足音を聴き付け、玄関ドアの内側で待つことは忘れない。こうして、家族として暮らす猫には、改めて猫の日を設ける必要はないだろう。


 今頃は 腹を空かせて 猫が待つ

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by tabigarasu-iso | 2017-02-23 07:30 | 随筆 | Comments(0)

 「カッコウの巣の上で」とは、野鳥問題を扱う映画であろうか。他の鳥に自分の卵を育てさせるカッコウは、巣を必要としない鳥だから、あり得ないタイトルに惹かれて映画を観た。


 初めて観る映画と思ったのは間違いである。以前、観たことがあるが忘れていた映画であった。社会に適合出来ない主人公をカッコウに見做せば、タイトルの深い意味が分かる。


 人間社会のルールを守れない主人公は刑務所に入るが、精神異常を装い精神病院に移り、脱走の機会があったものの簡単に逃し、それが原因で脳の一部を削除されてしまい、廃人になった主人公は脱走する大男の情けで殺され、主人公の夢を大男が果たす。


 カラスの様にカッコウが巣を持ち、可愛い七つの子を育てる鳥であれば、カッコウの巣の上で平和な種の保存が続き、反社会的な人間の種の断絶と重ねる映画のタイトルにならなかったことであろう。


やがて鳴く カッコウ何処で 暮らすやら

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by tabigarasu-iso | 2017-02-22 12:47 | 随筆 | Comments(0)

 ガタピシ、ガタピシと木造の家が強風に煽られ悲鳴を発しています。それも昨夜から続くこと半日余り、そろそろ風を吹く側も力尽きて良さそうですが、なかなか諦めてくれません。


 耳の良い猫は外の騒音をまともに聞き過ぎ、玄関ドアの内側で怯え弱々しく鳴いています。外から仲間の声でも聞こえたのでしょうか、ドアを開けても尻込みして出ません。


あれやこれ想像しながら布団に入り眠ろうとしても、風で家が左右に小さく揺れ、更に風が強まれば屋根も飛ぶ。その時、オオカミに襲われた三匹の子豚が作った藁の家と木の家、オオカミの鼻息で吹き飛んだことを想い出しました。


屋根が飛び、寝床から夜空が見えるようになっては、外で待ち受けるオオカミに食べられてしまうかも知れません。その時はベッドの下に隠れ、息を殺してオオカミが去るまで待てば良い。そう思った時から、風の音は遠く聞こえるようになりました。


強過ぎる 風は止めよと 屋根抑え

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by tabigarasu-iso | 2017-02-21 13:00 | 随筆 | Comments(0)

偽の呟き

 そもそも、ニュースを全て正しいと信じる点に問題がある。何を根拠に情報を流しているのか、その根拠は誰がまとめたものか、流された情報の内容は何か、それは何を根拠に偽とし、何を基準に真とするのか、情報を受け取る側で判断しなければならない。


 そもそも、ツイッターで発信される情報を鵜呑みにすることが誤りである。十数年も呟き続ける当人が言うのだから、間違いのない真だ。それなのに、呟きを信じて疑わない人が増え、好き放題に呟いた人を大統領に選んでしまった現実がある。


 新聞を読む人より、携帯電話でツイッターを見る人の方が多い現状に対し、それを旨く利用した人の選択の勝利に他ならない。流す情報が偽であっても、受け取る側が満足すれば、そこから情報は真になる錯覚の恐ろしさと言える。


 ツイッター大統領は、その味を占め、未だに好き放題を呟いているようだが、そのツイッターで身を亡ぼすに違いない。簡単に化けの皮が剥がれる嘘は、呟くのは簡単だが、立場上の責任は重く、自らの政治生命を奪うことになるだろう。


知恵もなく 勝手に吠える 大統領


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by tabigarasu-iso | 2017-02-20 22:10 | 随筆 | Comments(0)

やはり猫の僕は外が良い

 自ら進んで飼猫になり

 食事に困ることもなく

 敵に襲われる恐れなく

 何不自由もない暮らし

 そう思うは飼主だけで

 たまには散歩もしたく

 太陽光背中に受けたく

 連れ戻す主人に唸って

 呆れた主人に抱かれて

 家に戻れば出窓に座り

 居眠りしながら警備役

 次の外出時まで働くか


 枝先に 春の匂いを 探す猫

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by tabigarasu-iso | 2017-02-19 12:38 | | Comments(0)