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白髪の旅ガラス

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コンサルのコスパ

 コンサルティングを略してコンサル、コストパフォーマンスを略してコスパ、コンサルのコスパは、支援内容に対する費用が高いか安いか問われるものです。

 昨今の風潮として、コンサルの採用も費用だけで判断される場合が多く、その傾向は審査機関の選定にも現れ、どんなに質を高めても費用の安い所に落ち着く。

 これは、サービス業の末期症状と言えます。サービス内容より費用が優先されるなら、最低価格で最低のサービスを提供すれば良く、それで満足して貰える筈がありません。

満足して貰えないサービスは消滅します。それに替わるのは、質の高い、それなりの費用が必要なサービス、コスパの高いコンサルや審査になることでしょう。


サービスは 質が命を 忘れない

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by tabigarasu-iso | 2016-07-31 09:38 | コンサルサービス | Comments(0)

人は猿から進化した

「人は猿から進化したって、本当ですか」

「誰に聞いたの」

「おばあさん」

「そうですか、良かったね。それでは、〇△先生に答えて貰いましょう」

 言葉の少ない幼子に大人向けの説明は役に立ちません。

「・・・」

「聞こえていますか」

「はい」

 返事は元気良くても、理解していないようです。

 困り果てた〇△先生は、何とか分かって貰おうとしますが、動物園に居るチンパンジーがやがて人に進化すると信じている幼子は、猿には似ているが猿ではない、類人猿の説明が分かりません。

 自分なら何と説明する。

「おばあさんの言う通りです。君が何度生まれ変わっても追い付かないくらい長い時間を掛けて、人は猿から進化したのですよ。チンパンジーもやがて人になるかも知れませんから、仲良くしてあげましょう」

 相手の年齢によって、理論より寓話の方が役に立つ場合もあります。


難問を 優しく説くは 寓話かな

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by tabigarasu-iso | 2016-07-30 10:34 | 随筆 | Comments(0)

出番待つ蝉

 肌寒い日が続き

 出番を待つ蝉に

 背中押してやる


 俺の歌に続けと

 声出せば堪らず

 飛翔する油蝉よ


 今度は大丈夫だ

 心の中で歌うさ

 だから戻りなよ


毛布出し 毛布片付け また出して

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by tabigarasu-iso | 2016-07-29 06:29 | 随筆 | Comments(0)

二ホンウナギの危機 Ⅱ

 7月30日の土用の丑の日、二ホンウナギを食べたい人は大勢居ることでしょう。ただ、余りにも高い値段に驚き、諦める人も同じ位大勢居ると思います。

 二ホンウナギの値段が高騰するのは、絶滅が危惧されるまで、その数が減少しているからであり、絶滅危惧種に指定し稚魚を保護するにしても、稚魚は日本国内で育つものではありません。

その捕獲規制が強化されるほど、密漁者は懐を潤すことになります。養殖ウナギを増やすにしても、稚魚は回遊しているものを捕獲しますから、稚魚の減少速度は止まりません。

ウナギの総数が減少して売値が上がる一方で、安値のウナ丼を提供する店があります。仕入れルートや販売方法が異なるのでしょうが、ウナギ総数の減少に加担することに変わりはありません。

どうしても食べなくては生きていけない魚ではありませんから、しばらく、ウナギを断って、ウナギ資源の回復を待つ手もあります。ただ、ウナギで生計を立てる方には、ウナギ代替材料を確保するための支援が必要でしょう。


腹八分 腹三分まで 引き下げて

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by tabigarasu-iso | 2016-07-28 09:00 | 随筆 | Comments(0)

どんどん増えるメダカ

 メダカの泳ぐ姿が良く見えるよう家の中の水槽に入れてからどんどん数が減り、とうとう五匹になったところで絶滅を予感して外の池に移しました。

 それから数か月、水面には数ミリの針状の子メダカが泳ぎ始め、今では立派なメダカの群れになり、誰が生徒か先生と歌いながら泳いでいるようです。

 その脇を良く見れば、再び数ミリの子メダカが無数に泳いでいました。卵を産む雌メダカは、最初の五匹のうちの二匹でしたから、その二匹が二度目の産卵を終えてから数日経たのでしょう。

その腹を注意してみれば、多数の卵を抱えていることが分かります。間もなく三度目の産卵を終え、池の中は数百のメダカであふれることでしょう。

このままにして置けば、生まれたばかりの子メダカは、大きくなったメダカの餌になってしまいます。家の中に置いた小さな水槽に移し、大きくなるまで保護してあげましょう。


人の手で 減らしたものを また増やし

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by tabigarasu-iso | 2016-07-27 12:19 | 随筆 | Comments(0)

「不明な点がありましたら、質問してください」

「・・・」

「質問がないようですが、もしかして、どこが分からないのか分からないのでは?」

「そうです」

 皆さん、声を揃えて言います。

 はて、説明を終えて分からないとこだらけとは、説明する側の責任ですから何とかしなければなりません。それでも、もう一度全てを説明し直す時間はありませんから、追加された要求事項に的を絞り、白板を使い説明することにします。

「リスク及び機会の決定とは、それも環境側面、順守義務、内外の課題、利害関係者への約束に関して、組織の目標から外れ、マイナスになる可能性のあるもの、プラスになる可能性のあるものを決定することで、経営者の立場からリスク及び機会は何か決定することです。会場には経営者の方は居ませんから、後で経営者の方が分かるように皆さんは説明しなくてはなりません」

 これまで、眠そうに聞いていた方の目が大きく開きました。どうやら、仕事上の関心時に触れたようです。

「生産に使う燃料や資材が高騰すれば、製品価格を上げないと利益が減り、皆さんの給料も減る。最悪は、会社経営が成り立たなくなるリスクが考えられませんか。また、法律違反を犯した場合、取引停止のリスクも考えられるでしょう。更に、皆さんが安心して働ける職場環境であれば、歩留まりも向上し利益も増える機会が考えられませんか。かようなリスク及び機会を皆さんから経営者に説明し、組織としてリスク及び機会を決定すれば良いのです」

 ようやく、皆さんの顔に笑みが浮かび、説明する側も一安心。


黒い雲 雨粒落とす 場所探し

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by tabigarasu-iso | 2016-07-26 12:32 | ISOマネジメント | Comments(0)

梅の天日干し

 塩漬けにした梅を3日ほど天日に干す。これを土用干しと言うそうだが、塩分が濃縮したところで本漬けとなる。後は梅干が出来上がるまでどのくらい掛かるか、楽しみに待てば良い。

 そんな理屈は分かっていても、自分で梅干を作ったことはなかった。それが梅の天日干しをする役目になり、朝早くにベランダに出て、竹で編んだ籠の上に並べた梅を干す。その仲間にシソの葉も加え、見た目も良くなった。

天日干しが終われば、ガラス瓶に梅とシソの葉を交互に積み重ね、溜めて置いた梅酢を注いで出来上がり。冷蔵庫の隅に保管して出来上がりを待つことになるが、数年は待ち切れない。

それまでは昨年の貰い物を頂く。梅の実を枝からもぎ取り、塩に漬け、天日に干し、そして漬け込んで出来上がりを待つ。梅干のライフサイクルを想い出せば、自分の関わりなど瞬間でしかないと知る。


梅干の ライフサイクル 想い出し

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by tabigarasu-iso | 2016-07-25 10:18 | 随筆 | Comments(0)

キジ

 人里近くで暮らすキジ、その姿を道端に認めて安堵するのは田舎育ちの所為でしょうか。特に、色鮮やかな雄の姿は、この世のものとは思えないほど美しく、足を止めて見惚れてしまいます。

 そのキジを追いかけ射止める猟犬やハンターは、見惚れるばかりの田舎者と同じではありません。猟犬は吠えながら藪の中に飛び込んでキジを追い出し、滑空するところをハンターが銃で撃ち落とす。

それは人里近くですから、放たれた銃弾が飛ぶ先には注意しなくてはなりません。時には、民家の宅地にも遠慮なく入り込むハンターもありましたから、無礼な侵入者に腹を立てた記憶があります。

そのキジは国鳥ですから、散弾銃で撃ち落として食べる人の神経は分かりませんが、美味な味は忘れられません。手打ちそばの汁に入れたキジ肉のさっぱりした和風の味、流石に国鳥だと思ったものです。


春先の キジの姿は 艶やかで

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by tabigarasu-iso | 2016-07-24 10:21 | 随筆 | Comments(0)

大きなエビフライ

 これまで、エビフライを腹一杯食べたいと何度願ったことでしょう。それが叶う日が来るとは、まさか夢にも思いませんでした。

 その数は二匹ですが、一匹の大きさが半端ではありません。およそ三十センチメートルもありますから、切断用の鋏で食べ易い大きさに切った上で箸に挟んで口に運ぶ。

 味もなかなかのものでしたから、次から次と口に放り込むものの、二匹目になると苦しくなります。妻に応援を頼みましたが、自分の料理を片付けるのが精一杯の様子でした。

 念願が初めて叶ったのに残すことなど勿体ない。ソースをたっぷり掛けて口に運べば、先程までとは違った新鮮な味となり、衰えた食欲が蘇りました。そして、遂に完食したものの、暫くの間、エビフライは見たくない、そう思ったものです。


もう少し 食べたいくらい 丁度良い

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by tabigarasu-iso | 2016-07-23 12:40 | 随筆 | Comments(0)

大きなフキ

 山国で生まれ育った者は、山の恵みを見付けると何もしない訳には行かない。それがタクシーの後部座席であっても、黙って見逃すことは出来なかった。

「運転手さん、どうにも気になるのですが、どうしてフキを採らないのですか」

「食用には向かないのですよ」

「はあ、では、フキノトウも食べないのですか」

「道端に見えるものは食べませんね」

 長い冬が終わり雪の解けた川辺の陽だまりに顔を出したフキノトウ、それを家に持ち帰れば母が味噌と油で炒めてくれる。それを父は酒の肴につまみ、酒の飲めない子供は少しだけ分けて貰う。

「うへぇ、にげぇ」

「山の味だ」

「そうか、これが山の味か」

 そう父から教えて貰い、幾らか大人になったような気がして、山で見掛けたから必ず持ち帰ったものである。

「大きくなる前のフキノトウ、味噌で炒めたら美味くなりませんか」

 そう運転手に訊いてみたが、首を横に振ってから言った。

「食用のフキノトウがあります。それは少量でも値が張ります」

「道端にあるのは、美味くないから誰も手を出さないのですね」

「そうです」

 そう言われても、一度は食べてみたいと思ったが、それは言葉にはしない。さも分かったように頷いた。


美味そうな フキの姿に 魅せられて

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by tabigarasu-iso | 2016-07-22 12:26 | 随筆 | Comments(0)