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白髪の旅ガラス

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未来企画社の環境方針

 環境マネジメントシステムの成功は、経営者の定める環境方針の内容に鍵があります。その一例として、未来企画社の環境方針を紹介しましょう。

1.基本理念
 未来企画社は浅間山を北西に眺め、鮎の棲む利根川の流れる群馬県未来市幸福町において、1990年の会社設立以来、過酷な労働環境から人間を開放する知能ロボット等の産業機械の製造、販売及びメンテナンスサービスを業としています。
「生産自動化機器の普及により、過酷な労働環境を改善することで社会に貢献する」という、当社の経営方針に基づき、利益の継続的確保による会社の存続を目的として、環境パフォーマンス向上に向けた環境マネジメントシステムを継続的に改善し、私達が活動する基盤である地球環境の保全活動を積極的に推進します。
 そのため、営業、開発、製造の業務目的に応じた実務者・管理者の力量を高め、汚染の予防、環境保護、順守義務への適合を約束する、環境マネジメントシステムを全社員の参加により実施します。

2.行動指針 
 当社の活動、製品及びサービスにおいて、次の事柄を重点的に取り組みます。
 【製品及びサービス】
 ①省エネ型知能ロボット普及サービスに努めます
 ②持続可能な資源を活用したロボット開発に努めます
 ③メンテナンスサービスの充実によりロボット長寿命化に努めます
 【活動】
 ④再生可能エネルギー利用率向上により環境保護に努めます
 ⑤歩留り向上により廃棄物削減に努めます
 ⑥環境配慮オフィス活動により省エネに努めます
 ⑦環境配慮営業活動により省エネに努めます
 ⑧力量向上により生産効率を高め汚染の予防に努めます
 2016年6月30日作成  未来企画社 代表 白髪の旅ガラス

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by tabigarasu-iso | 2016-06-30 10:58 | コンサルサービス | Comments(0)

ポピュリズム

 このところ、新聞紙上にポピュリズム(英: populism)と言う言葉が頻繁に登場しますが、さてどんな意味でしょう。

 辞書によれば、ポピュリズムとは大衆の利益や権利、願望、不安や恐れを利用して、大衆の支持のもとに既存のエリート主義である体制側や知識人などと対決しようとする政治思想または政治姿勢のこととあります。

 日本語では大衆主義と言うようですが、隣近所を見渡せば、高齢化が進み、子供の声が消え、ゴミ出しだけに登場する爺様の姿の多さ、十分とは言えない年金に節約の日々、一般大衆の不安は地下に眠るマグマのごとく。

 英国では、移民の流入で自分達の職を失うことを恐れた労働者、かつての繁栄に覚えがある高齢者の賛同を得て、EUから離脱することになりましたから、地下のマグマが地上に噴出したようです。

 ポピュリズムを政治に利用する人は別にして、一般大衆である私達は、不安を払拭する策が正しいのか、方向性が正しいと信じられるものか、自分の頭で冷静に考えなくてはなりません。

 EU離脱に賛成票を投じたものの、良く考えれば間違いであり、もう一度国民投票をやり直したいと発言する人の多さから学びたいものです。

雨音に カッコウの声 掻き消され
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by tabigarasu-iso | 2016-06-29 09:30 | 随筆 | Comments(0)

猫なで声を出す猫

 広辞苑によれば、猫なで声とは、猫をなでるように、決して荒立てず、当たりをやわらかく発する声のことのようです。この際、猫なで声を出すのは人であり、その声に影響されるのも人ですが、本物の猫の背中をなでるとどうなるでしょう。

 玄関マットの上で座る三歳になる虎猫の背中、手の平でゆっくりと尻尾まで何度もなで下ろしてあげます。すると、どうでしょう。虎猫は喉をゴロゴロ鳴らしながら、こちらを見上げました。

 その目は、あなたも僕に似て暇な人ですね。でも、ありがとう。何とも言えないほど、僕は気持ちが良い。そう言っているようですから、更に肩から背骨の周辺の筋肉を指先で揉み解してあげます。

 するとどうでしょう。
「ニャアアン」
 と、虎猫は猫なで声を出しました。かように、猫の背中をなで、なでられた猫が出す甘えた声は、猫なでられ声と辞書に追記しましょう。

雨音に 昼寝決め込む 猫と俺
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by tabigarasu-iso | 2016-06-28 11:15 | 随筆 | Comments(0)

コンサル先の審査

 審査は、利害関係のない第三者の審査員が行うものです。当然のことながら、コンサルは利害関係のある第二者ですから、審査を担当してはなりません。

 元コンサルでも、支援後の期間が4年以上経ていれば利害関係はなくなり、審査は可能になります。過日、支援後17年を経た組織に審査員として招かれ、懐かしい相手に質問を浴びせました。

 何しろ、仕組みを熟知していますから、その中に魂を入れているか否か、ずばり切り込みます。
「物流業務、委託先の管理が大変でしょう」
「ええ、納期厳守ですから、遅れは許されません」
「そうですか。では、遅れないことだけ考えていれば良いと」
「いいえ、委託費用の問題もあります」
「燃料代の高騰があれば、委託費の値上げが要求されるでしょう」
「勿論」
「ところで、運搬委託活動において、燃料の使用がありませんね」
「ええ、排気ガスの放出だけを問題にしていますので」
「燃料の使用、追加する必要はありませんか」
「ありますね」

 こうして、限りなくコンサル的な審査を終え、記念写真を撮りました。
「それにしても、審査員と良く似ていますね」
「写真に撮ると良く分かります」
 その方は、審査員の弟のようです。
「ところで、次の審査員として指名することは可能でしょうか」
「確約はできませんが・・・」
 もう一人の審査員は頷いていますが、元コンサルは言葉を濁しました。

針メダカ 群れなし泳ぎ 狙うヤゴ
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by tabigarasu-iso | 2016-06-27 10:37 | ISOマネジメント | Comments(0)

トンボの孵化

 屋外に置いた左官屋さん用の壁練り箱舟に水を入れ、金網で野良猫の襲撃を避けた水中には、スッポンと金魚が長年暮らし、今ではメダカが主で泳いでいます。

 数匹のメダカは、太陽光を浴びて成長する水草や藻に囲まれて元気良く泳ぎ回り、水草に沢山の卵を産み付け、数ミリの孵化したメダカは数え切れません。

 その中から逞しいものが数センチになり、種の保存が出来たことに目を細めていると、足元に微かな生物の気配を感じます。ゆっくり視線を移せば、ヤゴから抜け出したばかりのトンボが翅の乾くのを待っていました。

 それが開くまで飽きないで待ちます。カメラに記録した後で暫く待っていましたが、こちらの心を読んだのかトンボは微動もしません。二時間後に様子を見れば、トンボの翅は全開してヤゴの上に佇み、妻が近寄ると浮き上がり、空に向かって元気良く舞って行きました。

池の底 ヤゴは這い出し トンボかな
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by tabigarasu-iso | 2016-06-26 10:57 | 随筆 | Comments(0)

環境ISO:2015経営者の役割

 恐れ多いことですが、改訂された環境ISO:2015は経営者の役割を次の通り要求しています。分かり辛い要求を意訳すれば➡の通りですが、果たして前向きに対応して頂けるものでしょうか。

 a)環境マネジメントシステム(EMS)の有効性の説明責任。
 ➡EMSが有効か否か、その説明は経営者の責任であり他人に丸投げできません。
 b)環境方針及び環境目標を確立し,それらが組織の戦略的な方向性及び組織の状況と両立。
 ➡環境方針及び環境目標は,経営戦略や組織の状況に見合ったものにします。
 c)組織の事業プロセスへのEMS要求事項の統合。
 ➡事業プロセスには、設備、人、手順、目標管理があります。これらにEMSの要求事項を組み入れなければなりません。審査専用のEMSを構築している組織では、本業に関する環境側面から環境目標を設定することが必要になるでしょう。
 d)EMSに必要な資源が利用可能であること。
 ➡設備投資、人材育成、必要な資金の提供は、経営者の専決事項です。
 e)有効な環境マネジメント及びEMS要求事項への適合の重要性の伝達。
 ➡経営者は、環境管理やEMSの要求事項を守ることは重要であると伝達する必要があります。
 f)EMSの意図した成果を達成すること。
 ➡EMSの意図した成果とは、環境パフォーマンスの向上、順守義務を満たすこと、環境目標の達成、それに組織の決める利益目標の達成などです。
 g)EMSの有効性に寄与するよう人々を指揮し、支援。
 ➡EMS運用で効果が出るよう部下を指導することです。
 h)継続的改善を促進。
 ➡経営者は、EMSの継続的改善を環境方針で宣誓し、マネジメントレビューで具体的に改善事項を指示することになります。
 i)関連の管理層の役割を支援。
 ➡経営者は、業務目標に連動した環境目標の実現に向け部課長を支援します。

 従来の環境ISOは、経営者に対してかように細かな役割を要求していません。当り前の内容ばかりですが、第三者に説明することを好まない経営者にとっては、乗り越えて頂く課題になります。

英国の EU離脱 想定外
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by tabigarasu-iso | 2016-06-25 10:57 | ISOマネジメント | Comments(0)

涼しい家の中

 植木鉢の中でモンステラーの香りを嗅いで昼寝していたチビトラ、階段を降りる人の足音に気付いた。首だけ上げて、こちらの状況を探る。在宅勤務は暇そうだと見抜き、植木鉢から降りた。

 その場で背骨を畳に向けて曲げ、今度は逆に天井へ向けて曲げる。準備運動を終えた彼は、玄関マットの上まで移動すると腹這いになった。それは、散歩前に行うチビトラの儀式である。

 そこで背中、腹、首、腹、尻尾と優しく撫でて貰い、満足したところで玄関に降り、玄関ドアに全身を任せ、鍵の辺りまで前足を伸ばす。そこで、ここを開けてくれと言うように振り向く。

 何もかも承知しているようだ。散歩用の紐の輪を首に掛け、その端を胴に回して背中で留めてから、徐にドアを開ける。外に出たものの、チビトラは熱気を感じ動こうとはしない。後ろを振り向き、家の中に戻ると廊下で腹這いになった。

 ネコの居る 場所はエコだと 知らされて
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by tabigarasu-iso | 2016-06-24 15:33 | 随筆 | Comments(0)

環境ISO移行審査の課題

 環境ISOは、2004年版から2015年版への移行審査が進んでいます。ただ、2018年9月14日までに移行すれば良く、本格的な移行審査はこれからになりますが、移行審査の事例から幾つかの課題が明らかになりました。

 移行と言うことから、維持審査と同じ感覚で審査に臨み、2015年版で変更や追加された要求事項を満たしていない事例です。これは不適合になりますから、是正処置を適切に行えば移行審査は承認されますが、不適合の項目がPDCAサイクルの多岐に亘れば、全面的な見直しを行わなければなりません。

 その事例は、➡の通りです。
➡4.1組織及びその状況の理解では、内外の課題を決定していない。決定していても、経営者の考えと異なる。また、決定した内容が組織の目的とは掛け離れた一般論で4.3適用範囲や6.1リスク及び機会の考慮する内容として不適切。
➡4.2利害関係者のニーズでは、肝心な利害関係者が不明確なこと、利害関係者のニーズから順守義務を決定していないこと。
➡4.3適用範囲では、場所、業務内容、対象者は考慮しているものの、4.1、4.2、それに管理し影響を及ぼす範囲が考慮されていないこと。
➡4.4環境マネジメントシステムでは、意図した成果が不明なこと。
➡5.1リーダーシップでは、経営者が事業プロセスとEMS要求事項の統合を理解していないこと。
➡5.2環境方針では、組織の目的とは掛け離れた内容であること、環境保護のコミットメントが追加されていないこと。
➡6.1リスク及び機会では、4.1内外の課題、4.2利害関係者への順守義務、4.3適用範囲がEMSの計画策定に考慮されていないこと、また、4.1、4.2に関連するリスク及び機会が決定されていないこと。
➡6.1.4取組みの計画策定では、取組みの有効性の評価方法が不明なこと。
➡9.2内部監査では、EMSが有効に実施されているか検証されていないこと。
➡9.3マネジメントレビューでは、経営者が継続的改善の機会を決定されていないこと。

 これらの課題が同じ組織で発見されていれば、是正処置は数カ月に亘ることでしょう。課題に共通する点は、経営者の関与が不十分なことです。そうならないためには、環境ISOの2015年版にある経営者の役割、事務局ではなく経営者の方が理解しなければなりません。

           土砂降りの 雨にしたのは 俺達か
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by tabigarasu-iso | 2016-06-23 07:26 | ISOマネジメント | Comments(0)

ストレスの解放

 ストレスのない社会などない
 ストレスを感じぬ人は居ない
 ストレスは適正バランス崩す
 崩されるのは心と身体である
 崩されたら容易に元へ戻らぬ
 その前にストレスを解放する
 瞑想する禅も良いが歌も良い
 美味い食事も良いが酒も良い
 手段は色々あるから実行する
 それでもストレスはあるから
 生きている証拠と思えば良い
 あとは笑い飛ばすだけである

            鉢の中 おいらを真似て 昼寝して
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by tabigarasu-iso | 2016-06-22 10:35 | | Comments(0)

爺様の日曜学校

 世の中は日曜日、休日を楽しむ人の多いことであろうが、日頃から十分に休日を取っている爺様には、日曜も祭日もない。いつでも外出用件があれば元気よく、歯を磨き、無精髭を剃り、髪に櫛を入れ、鞄には開くこともない資料を入れて出掛ける。

 今日もまた、平均年齢60歳の審査員の集まる会合に出掛け、日頃は使わない脳内のシナプスに電気を流して目を覚ますものの、電気を流されたシナプスは何処に電気を流し伝えたら良いのか分からず、己の細胞の中で徒に電気を回す。

 脳内でも無駄な電気は節約しなければならず、見ても役に立ちそうもない液晶プロジェクターの画面から目を外し、瞳を閉じれば脳内も節電が進み、意識は薄れて夢の中に迷い込む。

 それでも、耳から入り込む審査機関からの要望事項あれこれ、鼓膜に届いて膜を揺らし、電気信号を起こすものの途中で吸収されて脳まで届かない。
「環境ISOの国内登録状況は・・・」
「案件紹介、これからも宜しく・・・」
「人事異動があり・・・」
「個人コンサルの方には、コンサル案件を紹介します」
 この下りだけは、最後まで脳に届くから不思議である。

 とは言え、爺様の日曜学校で学んだことは、環境ISO:2015年版移行審査の要点であり、ある実務に基づく話で目が覚めた。
「移行審査の予定で審査訪問したものの、何も準備が出来ていない場合、移行審査を諦める方法もありますが、指摘事項を遠慮なく検出し、是正処置を条件に移行審査を終えて貰いたい。移行審査の中座はいけません」
 移行審査への準備が皆無で審査を迎える組織の度胸には驚くが、出来ることなら遭遇しないことを願いたい。

             夢の中 不満案件 繰り返す
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by tabigarasu-iso | 2016-06-21 06:45 | 随筆 | Comments(0)