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白髪の旅ガラス

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切子

 切子とは、カットグラスのことのようです。どんな高価な切子グラスを買っても、数年後にはメンバーが全員入れ替わる我が家には無縁の代物ですが。

 けれど、美しい切子のグラスに冷えた酒を入れて飲んだら何杯でも飲み干せそうです。飲み過ぎて手が滑り、折角の切子のグラスを落として壊したとても仕方ありませんね。

 それにしても、切子のワイングラスは目玉が飛び出るほど高いものです。一個が二万円以上もする代物、どんなに酔っても落とす訳には行きません。

 酔いながらもグラスに気を配り、洗う時にも落とさないよう神経を使い、棚に置く時にも倒れないよう注意する。そんな切子のグラスは欲しくても、やはり我が家には似合わないようです。


 落としても 割れない切子 あれば買い
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by tabigarasu-iso | 2015-09-30 12:35 | 随筆 | Comments(0)

居眠り予防

 二日間に亘る内部監査員養成コースの講師に変身したのは一年振りのことです。受講される方は自分の子供より若い人ばかり。念の為に年齢を伺えば、三十歳前後の方が多数を占めるようです。

 まずは、緊張を解す狙いで受講生の自己紹介から。挨拶から始める方、受講生仲間に向かって話す方、ボソボソ小さな声で誰に話すのか分からない方、何を言いたいのか要点の不明な方、持ち時間を越して話す方、全員の自己紹介が終わるまで三十分、内部監査員の適正を推し測るには有意義な時間です。

 全員のコメントを聞いてから、講師役は一言申し上げました。
「挨拶を忘れた方は、本番の内部監査では忘れないように。声の小さい方、場所を見て相手に聞こえるように。言いたいことは簡潔に。思い当たる方は改善なさってくださいね」

 いきなり駄目出しから入ったものですから、これは油断ならないコースだと思い直したのでしょう。椅子を引き、姿勢を正す方が何人も。とは言え、これでは受講生が二日間も持ちません。

 そこで講師役は、「間もなく疲れと緊張で瞼が重くなることでしょう。その際には遠慮なくお休みください。肝心な所に話が移りましたら、大きな声で起こしますから」と言いました。なのに、それからと言うもの誰一人居眠りしないから不思議なものですね。

 暑くなく 寒くもなくて 秋になる
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by tabigarasu-iso | 2015-09-29 19:00 | ISOマネジメント | Comments(0)

暑さが戻り

 虫干しのつもりで背広を着て出掛けたものの
 三十度を超す暑さに噴き出した汗で背広濡れ
 場違い背広を網棚に載せワイシャツの袖捲る
 間もなくクーラーに冷やされ心地良く居眠り


 この暑さ 濡れた稲穂の 味方かな
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by tabigarasu-iso | 2015-09-28 16:00 | | Comments(0)

曇り空が晴れて

 曇り空を見上げて今宵の名月は無理かと諦めております
 雨降りが続き空も曇ったままでは農家は稲刈りもできません
 枝先で大きく育った柿の実も青いままです
 そろそろ晴れてくれないものでしょうか
 そんな願いは叶い見事な月が空に


 曇り空 名月望む ススキあり
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by tabigarasu-iso | 2015-09-27 12:49 | | Comments(0)

早くもセーター

 雨降りに 身体の芯も 冷え込んで
 箪笥から セーター抜いて 着てみれば
 背中から 胴回りまで 温まり  
 鼻水の たちまちにして 流れ止む
 元気出し 迎え車は 腕捲る

 
 木漏れ日に 昨日の寒は 退散か
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by tabigarasu-iso | 2015-09-26 11:18 | 俳句 | Comments(0)

雨の金木犀

 雨降りに 傘に飛び込む 侵入者
 香しい 秋の使者には 仲間あり
 あちこちの 青い葉の下 姿見せ
 構わずに 香を振り撒く 無神経
 ほんのりと 漂うくらい 丁度良い


 花見えず 香りで分かる 金木犀
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by tabigarasu-iso | 2015-09-25 10:00 | | Comments(0)

天ぷら

 お袋の揚げた天ぷらに慣れ親しんだ田舎息子が
 職人の揚げた天ぷらを食べて感じる大きな差は
 子に沢山食べて貰いたくて揚げる親心の滲む衣
 上品な衣に包まれたエビや松茸は確かに旨いが
 お袋が自ら育てたジャガイモの天ぷらは尚旨い


 イカ天に 掻き揚げ天も ソバに載せ
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by tabigarasu-iso | 2015-09-24 11:21 | | Comments(0)

松茸土瓶蒸し

 国産の松茸が手に入りました
 値の張ることで黙っていれば
 太腹の主のお蔭で土瓶蒸しに
 そのまま飲んで鼻を楽しませ
 仕舞には蓋開け中身を胃袋へ


 即席の 味に馴染んで 疑う舌も
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by tabigarasu-iso | 2015-09-23 12:10 | | Comments(0)

 昔は養蚕とコンニャクにジャガイモ
 定期的に噴煙と溶岩を吹き出す火山
 恋の病ばかりは効かない温泉近い村
 山肌に貼り付き葉を丸めるキャベツ
 世変り消しゴムに変身して何を消す


 彼岸には 遠くで偲ぶ 人も居て
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by tabigarasu-iso | 2015-09-22 10:00 | | Comments(0)

花火

 遠くで花火の爆発する音聞くも
 さぞや綺麗と想像するばかりで
 打ち上げ会場に出掛ける気なく
 過ごした半世紀余りの思考改め
 空一面の花火に心身揺すられる


 往路バス 復路歩きで 花火観る
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by tabigarasu-iso | 2015-09-21 11:45 | | Comments(0)