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白髪の旅ガラス

のぞみで燃える

 来週の火曜日、東京駅から小田原駅まで新幹線を利用する予定です。その新幹線で今日の昼頃に焼身自殺があり、巻き添えを食った人が多数出ましたが、何とも気の毒でなりません。

 大勢の人を載せ高速で走る新幹線の先頭車両で自らの命を断つとは、何と無責任な行為でしょう。巻き添えで煙を吸い込み心肺停止の方が亡くなり、心より冥福を祈ります。

 これが一週間後であれば、自分が現場に居合わせたかも知れません。前方から火が上がり、煙が車両に充満する場面で何をしたら良いのでしょう。別の車両に逃げて非常ボタンを押す、それ位しか思い付きません。

 テロや地震との遭遇は想像することはあっても、新幹線のぞみに乗って焼身自殺の巻き添えに遭うとは想像を超えたことです。来週は、どんな心構えで新幹線に乗ったら良いものでしょう。事件に遭遇して怪我をされた方、お見舞い申し上げます。

 キーボード 叩き続けて 腰痛め
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by tabigarasu-iso | 2015-06-30 17:00 | 随筆 | Comments(0)

ソロの命日

 四年前の今日でしたね
 物言えぬ君は苦しみ抜いて
 その顔は歪んでいました
 漸く楽になったのに
 それを妻は指先で懸命に解し
 ようやく明るい顔になりました
 君の後釜は太り気味のチビトラ猫
 その瞳の中に君を見ています

 胸えぐる 深い悲しみ 時は消し
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by tabigarasu-iso | 2015-06-29 17:30 | | Comments(0)

梅酒の梅

 昼飯に一粒食べる梅酒の梅
 血流良くして身体を温める
 もう一粒含んで噛み潰せば
 飯食った後の転寝丁度良く
 誰も酒に酔ったとは思わぬ

 その梅皺ばかりで果肉なく
 思い切り噛めば種が歯打つ
 もう少し果肉はないものか
 ほろ酔い気分で願った代物
 今宵口にして長年の夢叶う

 半年の 終りに咲くは ムクゲかな
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by tabigarasu-iso | 2015-06-28 23:00 | | Comments(0)

枇杷の実笑う

 店頭に大粒の枇杷が並ぶ
 食べる果肉の少ない割に
 強気な値札に恐れなして
 一度は通り過ぎて再考し
 旬は今だと手にした枇杷

 庭に飛ばした種が育って
 梅雨時に葉裏で見せる顔
 小粒ながら十分な甘さに
 薄皮剥く間も惜しくなり
 ガツガツ喰い残す種の山

 梅雨空に 枇杷の実笑う 時を知り
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by tabigarasu-iso | 2015-06-27 13:30 | | Comments(0)

普通の暮らし

 下流老人と言う造語があります。普通に暮らすことができない生活を強いられている老人のことを言うようですが、老人になるまで長年働いてきた人に対して失礼な表現ではありませんか。

 65歳以上を老人と呼ぶなら、日本の総人口の25%が老人になるようです。その総数3186万人の90%が下流老人になる可能性があると警笛を鳴らすなら、そうならないように手を打たなくてはなりません。

 普通の暮らしができない老人になる原因は、定年で収入が大幅に減り、医療費等の支出ばかり増えて、退職金も瞬く間に消えてなくなる懐具合にあります。従い、老人になっても収入が激減しないよう、働ける間は働くしかありません。

 働きたくても働けない人は年金の範囲で暮らすしか手はなく、年金が十分でないことを想定した預貯金に若い時代から努める必要があります。それがなければ、頭を使うしかありません。それも使えなければ、どうしましょうか。老いても、普通の暮らしは容易ではないようです。

 老人に 下流を付ける 不謹慎
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by tabigarasu-iso | 2015-06-26 09:00 | 随筆 | Comments(0)

ギャング猫

 我家の一員となって一年半が経つ雄猫のチビトラ、網戸の内側に見張り場所を何カ所も設け、居眠りしながらも外部の気配に耳を立てているようです。遥か遠くで歩く家内の足音を聞き付け、深い眠りが嘘のように凛々しく起き上がり、玄関の扉の前で待ち受ける仕草を忘れません。

 このところ大きな身体の野良猫が家の外をうろつき、弱い猫を見付けて攻撃するようになりました。追い払うだけなら良いのですが、鋭い牙や爪で相手を傷付ける乱暴者で、既に何匹も被害に遭っています。

 幸い、家の中で暮らす我が家のチビトラは、片目を痛めたギャング猫と呼ぶ野良猫の被害に遭ったことはありません。網戸の外側で悠然と歩き回るギャング猫を認めると、凄まじい威嚇音を発して襲い掛かる態勢になります。

 網戸を隔てた向う側のギャング猫は、素知らぬ顔で相手にしません。もしも戦うことになったなら、チビトラはギャング猫に勝つことができるでしょうか。体格では負けていませんが、片目を潰しても戦いに勝ち続けるギャングには、戦いの経験がないチビトラは負けてしまうに違いありません。

 仮に勝ったとしても、身体の何処かを傷付け、暫くは苦しい思いをすることでしょう。戦いとは、双方に取って益はないものです。このことは、猫の世界だけでなく、人間の世界にも言えることではないでしょうか。

 腹空かせ 牙剥く猫は 枇杷喰えず
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by tabigarasu-iso | 2015-06-25 12:45 | 随筆 | Comments(0)

 ISO14001:2015版は、2015年の9月に発行される予定です。
「これまでの規格(ISO14001:2004)との違いは」
 こんな疑問を多くの方が持たれていることでしょう。
「全面的な改正になりますから、従来の仕組みを全体的に見直さなければなりません」
 こう回答される方は、細部まで責任を持って説明することが可能な方です。
「ほとんど変わりはありません」
 かように回答される方は、経営ツールとしてISO14001を活用する視点から見た場合、審査するにしても、コンサルするにしても、信頼して良い相手でしょう。

 それでは、ISO14001:2015とISO14001:2004を比較して、①全面見直しが必要か、②ほとんど変わりない、何れを信じて良いのか解説したいと思います。

 規格要求事項の項番が全面的に変わりましたから、環境マニュアルを規格要求事項に整合させている組織では、細部にわたり全面的な環境マニュアルの見直しが必要になるでしょう。但し、規格要求事項の順番に沿わないオリジナルな環境マニュアルを整備している組織では、その必要性はありません。

 ただ、これまで要求されていない項番に対して、次の文書化した情報を整備する必要性があります。
 1)組織の(置かれた)状況とその理解の決定
 2)利害関係者のニーズと期待の理解の決定
 3)事業プロセスとEMS要求事項の統合
 4)環境方針に環境保護の誓約
 5)リスクと機会の決定

 1)、2)、5)は、ISO14001:2004であっても、環境目標設定やマネジメントレビューで検討されていることですから、ほとんど変わりないと言えるでしょう。また、3)は、本業の支援ツールとしてISO14001を展開している組織では当たり前のことです。加えて、4)は、自らの事業活動が引き起こす環境影響に対して適切な環境方針を作成している組織では、新たな要求とは言えません。
 
 従い、ある組織では全面的な見直しが必要であり、別の組織ではほとんど変わらない、両方の回答が正解になります。但し、従来の規格要求事項に対して、環境経営の視点から前向きに取り組んでいる組織であることが条件になることを忘れてはいけません。

 枇杷の実を 一つ二つと 数えた日
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by tabigarasu-iso | 2015-06-24 12:00 | ISOマネジメント | Comments(0)

ガラスを語る旅ガラス

 白髪の旅ガラス、今更ながらガラスの偉大さに気付きました。それは、自動車ガラスに組立用部品を組み付ける組織に出掛け、環境ISOの審査を行っている最中のことです。車にガラスがなければ、どうなることでしょう。前方から風や雨が吹き付け、運転するのも難しく、安心して乗ってなど居られない。

 そんな思いで改めて車を眺めてみれば、上半分はガラスばかりではありませんか。それなのに、ガラスの役割に気を留める人は少ないようです。車と言えば、燃費が良いとか、電気で走るとか、衝突防止機能が付いたとか、スタッドレスタイヤの性能が良いとか、宣伝にガラスが登場することは殆どありません。

 車の宣伝にガラスの性能をアピールしないのは何故でしょうか。風雨を避けるのはもとより、視界が良くなり安全運転に向くとか、軽くなって燃費が向上するとか、割れても飛び散らないとか、紫外線をカットするとか、優れた点は数えきれません。

 そんな疑問を持ちながら、環境ISO審査のトップインタビューでは、経営目標と環境目標の連動性と言ったマネジメント上の質問に終始したものです。再度インタビューが許されるなら、車のキーパーツとして自動車ガラスのアピールが少ない理由を訊いてみましょう。

 曇り空 夏の到来 誰が知る
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by tabigarasu-iso | 2015-06-23 06:30 | 随筆 | Comments(0)

傍若無人

 休日のグリーン車は平日より三割も料金が安い。安いと思えば利用しない手はない。迷わずスイカでグリーン券を購入して乗り込めば、車内は家族連れ二組のみで大半が空席である。

 過去の経験から推し測り、家族連れの傍の席は避けて座った。乗り込んで暫く、車内は静かで安堵したが、やがて車内を独占したつもりの大人が大きな声で話し始め、幼児も呼応するように大声を上げる。

 隣の母親の注意する声は聞こえたものの、向かい席の大人が大声で話すから説得力はない。立ち上がって「静かにしてください」と注意しようかとも思ったが、グリーン車に会話禁止の貼紙はないから諦めた。

 仕方なく眼を閉じると大きな声が更に大きく聞こえる。電車内のマナーなど最初から知らない自動車族のようで、幼児も益々調子に乗り「ハヤブサだ」などと大声を張り上げた。

 審査員 平均年齢 六十二
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by tabigarasu-iso | 2015-06-22 10:00 | 随筆 | Comments(0)

移行審査とは

 移行審査とは、審査機関を他に移すことではありません。ISO14001規格の最新版は2004年に改訂されていますが、2015年9月に大幅な改正があり、この改正版への移行を行った組織に対し、審査機関が移行を確認する審査のことを言います。

 移行審査は、単独で行う場合と維持審査・更新審査において移行を確認する場合もありますが、追加される審査工数は単独で行う場合には1日、維持審査・更新審査と同時に行う場合には0.5日増えることになりますから、審査料金の増えることは避けられません。

 維持審査・更新審査で行う移行審査は、管理責任者の審査時間帯で行います。2004年版と2015年版の差分を確認する審査になりますが、リスクと機会に関する文書化した情報の確認が追加される他、2015年版に基づく内部監査、マネジメントレビューを実施した情報提示も欠かせません。

 単独で行う移行審査は、上記管理責任者の追加審査0.5日に加え、経営者面談、移行審査のまとめを含む0.5日が予定され、合計1日の工数になります。何れにしても、移行審査は審査を受ける側の経費負担増になりますから、それに見合ったパフォーマンスを審査員は出さなければなりません。

 移行とは 規格と機関 何れかな
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by tabigarasu-iso | 2015-06-21 12:30 | ISOマネジメント | Comments(0)