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白髪の旅ガラス

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危ない猫

 野外で暮らす猫の縄張りは、餌を確保する為か相当広いようです。数日前から見慣れない猫が突然現れ、車の下に隠れて眠るオレンジとグレーの子猫に襲い掛かりました。二匹とも平和主義の雄猫ですから、抵抗する術を知らずに逃げるばかりです。

 ある日、オレンジと呼ぶ猫は首に大きな傷を負いました。自然に治らないと判断した妻は犬猫病院に連れて行き、今では赤く開いた傷口も小さくなり、危ない猫の居ない時に顔を見せに現れます。

 昨夜はグレート呼ぶ猫がその猫に襲われ、悲鳴を上げながら何処かへ逃げて行きました。騒ぎの最中、窓ガラス越しに一瞬見たその猫は、オレンジと良く似た毛並みで良く太っていますから、何処かの家で飼われている猫のようです。

 危ない猫が現れる時間帯は、夕方から夜間と決まっていますから、昼間は家の中で大人しく暮らし、夕方から自由になる猫が縄張りを拡げようとしているのでしょう。被害に遭ったオレンジとグレーの二匹は、危ない猫の襲撃を恐れているのか、未だ姿を見せてくれません。

          猫と犬 仲良く暮らす 国もあり
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by tabigarasu-iso | 2015-05-31 17:00 | 随筆 | Comments(0)

サボテンの花

 光を浴びて伸びる
 壁に守られ伸びる
 何処も針だらけで
 誰も近寄らなくて
 淋しいサボテンに
 目の覚める花咲く


 朝日受け 棘の中から 花開き
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by tabigarasu-iso | 2015-05-30 09:30 | | Comments(0)

更新審査の活用法

 環境ISOには、三年毎の更新審査があります。自動車の免許証の更新と同じようなものですが、安全運転のビデオ鑑賞で更新されるような簡単なものではなく、登録時と同じような審査を受けなくてはなりません。

 環境ISOの登録をしてから十年以上も経過した組織の更新審査では、共通の課題が幾つかあります。それはマンネリ化であり、運営する人の意識に始まり、管理項目、内部監査及び経営層の見直しに至るまで、その根は深い。

 高いレベルでマンネリ化するのは良いとして、そうでない場合は困ります。特に、環境ISOと日常活動の管理項目が分かれ、環境ISOの審査時にだけ登場する管理項目では、誰も本気で取り組もうとはしません。

 せめて、審査中だけでも本気で説明して貰えれば良いのですが、日頃本気で取り組んでいないものを、そのように見せるのは無理なようです。内部監査や経営層の見直しも同じことでして、環境ISO用に準備したものでは、チェックも表面的であり、日頃の厳しい指摘は影を潜めて、殆ど何もないことが問題と言えるでしょう。

 では、こうした環境ISOのマンネリ化から脱却するにはどうしたら良いのか。それは、更新審査を機会に厳しく仕組みを見直すことです。経営層の意識から改め、日常の課題を解決する仕組みを環境ISOに移植するヒント、更新審査の審査員を利用して吸収しましょう。

 その経験 審査先にも 活かそうか
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by tabigarasu-iso | 2015-05-29 18:00 | ISOマネジメント | Comments(0)

ラジオに夢中

 テレビ放送の普及する前は、夕方になると裸電球が眩しい部屋に集まり、ラジオドラマを皆で聞いたものでした。耳から入る言葉や音楽だけで想像する世界ですから、聞く人の数だけドラマの世界があったようです。

 そんな想像力を養うラジオに替わり、一家に複数のテレビが普及する時代になったものの、観たい番組は少なく茫然と観ている間に頭の中が空になりますから、好きな映画番組だけ選んで観ることに。

 それでも、仕事中はパソコンの画面に目を向け、耳はラジオに傾けます。軽く聞き流しながら、仕事もそれなり。尤も、それほど難しい仕事ではありませんが、時にはラジオの会話が気になり仕事の進まない場合もあります。

 戦争を放棄した我が国において、後方支援の名目で自衛隊を海外に出すか否か、真剣かつ真面目に議論を交わす必要のある国会の審議の最中、質問を求められていない首相が長々と答弁するかと思えば、野党に質問を促す発言の後で直に撤回する軽率さまで、ラジオはタイムリーに伝えてくれますから。

 空港に 向かう電車は 多国籍
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by tabigarasu-iso | 2015-05-28 15:00 | 随筆 | Comments(0)

ミツバチの力を借りて

 咲き誇る花芯に舞い降り蜜を吸うミツバチは、その礼としてオシベの花粉を足に付けてメシベに渡す。こうしたミツバチのお蔭で実を付ける農作物は、三割もあると言うから驚きである。

 ミツバチが全滅したら、農作物の収穫が三割減ることになるから、食糧を輸出している国は輸出を止めるであろうし、食糧の大半を輸入している我が国などは喰うに困る人が沢山発生するに違いない。

 そうでなくても、気候の温暖化が進めば農作物の収穫は不安定になる。そこにミツバチの全滅が加われば更に食糧問題は深刻になり、食糧を奪い合う争いが発生するかも知れない。

 そんな悲惨な争いが起こらないよう、ミツバチの健康問題にも注意する必要がある。ダニや殺虫剤で絶滅するミツバチもあるようだから、花を楽しむ際にはミツバチの元気な姿も確認し、悪戯に殺虫剤など撒かないようにしたいものだ。

 花に寄る 元気な翅音 ブンブンと
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by tabigarasu-iso | 2015-05-27 12:30 | 問題解決 | Comments(0)

沈黙の審査

「沈黙の春」は、レイチェルカーソンさんが有害な化学薬品の影響で春になっても鳥達が鳴かなくなったことを訴えた書籍で、今でも多くの人に読まれています。

「沈黙の海」は、「沈黙の春」と同じような環境破壊の視点から、水族館の水槽に何も入れないものを展示しているもので、現場を見学者に見せる発想には脱帽しました。

 環境ISO審査や環境コンサルに携わる者は、「沈黙の春」は必読書であり、沈黙の春を迎えることがないよう常に話し続けたいものです。「沈黙の海」は遠方ですから、いつか訪問してみたいと願うほかありません。

 環境ISO審査においても、本来ならあってはならない筈の「沈黙の審査」と言われる場合があります。審査員が沈黙しては審査になりませんから、沈黙するのは審査を受ける側に他なりません。

 これは、『威圧的な審査員で何を言っても聞く耳を持たない』、『何か質問すれば分からない専門用語を振り回されてしまう』、『早く審査を終えて帰って貰うのが一番である』など、審査道を外れた審査ですから、「沈黙の審査」だけは流行らないことを願っています。

 また来てね 世辞に言われた 審査員
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by tabigarasu-iso | 2015-05-26 12:30 | ISOマネジメント | Comments(0)

沈黙の海

 鹿児島市の「いおワールドかごしま水族館」には、「沈黙の海」と言う水槽があるらしい。水族館に居る筈の水棲動物が皆無の水槽だけを展示していると言うから、わざわざ見に行く必要はないだろう。

 そんな水槽が注目されるのは、見せるものが居ない水槽を展示すると言う逆転の発想に加え、水槽の前に展示された次の詩に理由があるようだ。

 青い海 なにもいない
 もう耳をふさぎたいほど
 生きものたちの歌が聞こえていた波
 それが いつのまにか なにも聞こえない
 青い海
 人間という生きものが
 自分たちだけのことしか考えない
 そんな毎日が続いているうち
 生きものたちの歌がひとつ消え
 ふたつ消えて
 それがいつのまにか なにも聞こえない
 青い 沈黙の海
 そんな海を子どもたちに残さないために
 私たちは 何をしたらいいのだろうか?
                      初代館長 吉田 啓正 氏

 これからも沢山の水棲動物が生き続けるには、彼等が子孫を残せるようにしなければなりません。それには、山を守ることも必要です。また、大気に放出している温室効果ガスも減らさなければなりません。さらに、河川を汚染する有害な化学物質の放出も止める必要が有ります。何より、魚を捕り過ぎないように。

 沈黙の 海の理由も 考える
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by tabigarasu-iso | 2015-05-25 10:00 | 随筆 | Comments(0)

喰い放題

 好きなだけ、好きな物が喰えたら、こんな幸せはない。そんな気持ちが頭の片隅から中央に乗り出し、腹八分目の理性を覆い隠す。

 喰い放題の謳い文句に惹かれて、止せば良いのに二人分注文した。一人分で十分だが、そうしないと店側が採算を取れないのであろう。一人が喰い放題で追加した品をもう一人が分けて貰えば、二人で喰い放題になる。

 注文した品はなかなか運ばれて来ない。周囲を見渡せば不満な顔が一杯である。呆れた頃に出て来た喰い放題の品は明らかに盛が少なく、直に食べ終わると見越して次の皿を注文した。

 胃袋は正直なものである。盛の少ない料理でも満足してしまう。その時追加注文が手際よく運ばれた。世の中には喰えない人が沢山居ることを承知している。残しては申し訳なく、無理して喰ったが美味くはなかった。

 バイキング 残した量で 人を見る
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by tabigarasu-iso | 2015-05-24 10:00 | 随筆 | Comments(0)

土瓶

 仕事の傍ら、訪問先に特有の珍しいものや美味しいものを探して、驚いたり、感動したり、呆れたり、後悔したり、それでもありのままを認めること、指折り数えれば十八年になりました。

 明日の仕事に備えて泊まった場所は、ホテルと言うより旅館に近く、温泉に浸かった後は宴会する客ばかりです。その中に混じり、中瓶の麦酒を舐めるように飲みながら、大人しく夕飯を終えました。

 何しろ仕事前の宿泊ですから、部屋に戻ると資料を拡げて予習です。備えが早過ぎ忘れた点を想い出しながら、新たに発見した良い点や改善点に付箋を付けたりメモする姿は年齢を重ね過ぎた受験生。

 翌朝、ロビーの隅に置かれた大きな土瓶は笑っているようです。この地を訪れた証拠として写真に納めることができましたから、思い残すことなくタクシーに乗って仕事現場へ向かいました。

 この土瓶 火に掛けたなら 足を出し
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by tabigarasu-iso | 2015-05-22 10:00 | 随筆 | Comments(0)

山伏に会う

 まさか、城の中で山伏に出会うとは思わなかった。
 本物ではないと分かったが、真剣に祈祷している。
 しみじみ見れば、どこかで一度会ったような気も。
 その人は山伏ではなく、鋸を手にした樵であった。

 藪に居る 樵見付けて 連れ帰る
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by tabigarasu-iso | 2015-05-21 15:00 | 随筆 | Comments(0)