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白髪の旅ガラス

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象の歯

 象の歯は、上下左右に一本しかないようです。それに対して、同じ哺乳類の仲間、人間の歯数は何と多いことでしょう。逆に、象の歯は一生のうちで五回も生え変わるようですから、乳歯から永久歯に二回生え変わる人間より数倍多いことになります。

 歯の数が多く生え変わり回数の少ない人間は、幼児の頃から虫歯予防に歯を磨き、虫歯になれば歯医者に掛かり、歯の抜けた後には人工的な歯を入れる。象の歯は、虫歯になるより食物を磨り潰して磨り減った頃、後方に控えた新しい歯に変わるようです。

 もしも、人間の歯が象の歯と同じであったらどうでしょう。上下左右四本の歯なら、磨き易い。歯と歯の間もありませんから、虫歯になる可能性も少なくなることでしょう。それに五回も生え変わるなら、入れ歯にする必要性もなくなる。

 歯で悩む人には、象の歯が羨ましいことでしょう。歯医者に何度も通い治療を受けても、数年も経てば治療した箇所が弱り再度通院する。保険の効かない治療は高額になり、懐も大いに痛みます。

 何度目かに 歳の所為だと 医者が良い
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by tabigarasu-iso | 2014-01-31 00:00 | 随筆 | Comments(0)

プルトニウム239の破壊力

 原子炉の中でウラン238(原子核は92個の陽子と146個の中性子で構成される)が中性子を捕獲してウラン239(原子核は92個の陽子と147個の中性子で構成される)になる。

 ウラン239は、ある時間が経つと原子核の内部で1個の中性子が陽子に変わり、電子が飛び出す。これをベータ崩壊と言う。ある時間は半減期と言い、ウラン239の半減期は23分だそうだ。

 ウラン239がベータ崩壊すると原子核の陽子が1個増えて93個になる。陽子が増えると別の原子になり、これをネプツニウム239(原子核は93個の陽子と146個の中性子で構成される)と呼ぶ。

 ネプツニウム239も、2.4日の半減期を経て原子核の内部で1個の中性子が陽子に変わり、電子が飛び出し、プルトニウム239(原子核は94個の陽子と145個の中性子で構成される)と呼ぶ。

 プルトニウム239は、アルファー粒子を放出するアルファー崩壊が24100年続く。このアルファー粒子は、人体の細胞に大きな影響を与える。細胞を構成する分子は、原子と原子が電子の仲人で結びついているが、アルファー粒子はその電子を剥ぎ取ってしまうからだ。

 プルトニウム239のアルファー粒子放出期間は、人類の歴史から見れば半永久的とも言える期間であり、その間、人だけでなく万物を構成する分子を破壊し続けるものであることが分かる。

 恐いもの 正体知って 対応し
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by tabigarasu-iso | 2014-01-30 00:00 | 随筆 | Comments(0)

煮込みうどん

 時々、熱い煮込みうどんを無性に食べたくなることがあります。これ位の料理なら人に頼まなくても自分でも簡単に作る事ができますから、買物に出掛けて材料を選ぶことから鍋に入れて煮込むまで手掛けてみましょう。

 近場のコープに出掛け、うどん玉三人分、国内産シイタケ一パック、油揚げ三枚、うどんの濃縮汁一瓶、それにネギ数本を買い、レジ袋の代金を支払っても、二千円でお釣りが沢山来ます。

 肝心な点は、濃縮汁を水で薄める倍数を良く確かめ、正確な汁と水の量を鍋に入れることです。慣れた方は、感覚で汁を作ることが多くてミスする場合があるようですが、不慣れな自分は化学実験でも試みるような慎重さですから間違いはありません。

 汁を薄めたなら、四つ切にしたシイタケ、水洗いしたうどん、お湯で油を取った切断済みの油揚げを鍋に入れて煮込みます。仕上げは、鍋の火を止めてから、切ったネギを入れて一分ほど待てば、近場のそば屋より数段旨い煮込みうどんになりました。

 風邪治す 煮込みうどんは 汗を出し
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by tabigarasu-iso | 2014-01-29 00:00 | 随筆 | Comments(0)

ここだけの話

「ここだけの話ですが」
 そう切り出される話は、ここだけの話ではありませんが、何となく身を乗り出して聞きたくなるものです。

「ここだけの話ですが、審査代価の安いこと、話になりません」
「宜しければ、その金額を教えて貰えますか」
「愚痴になりますが、一日二万円にもなりません」
「それでは、審査準備と審査当日それに審査報告で三日は掛かる審査、とても商売にはなりませんね」
「ええ」

 ある審査機関に所属する審査員の方は、それでも社会貢献していると考えればと仰いました。それを聞いた小生、ここだけの話を小さな声で。
「年金受給者を船員に狙った昔の蟹工船のようですね」
「そうかも知れませんな」

 こうして、審査員を安い料金で使えば、審査料金を安くすることは出来ます。ある審査機関は安さを売り物にして、審査件数を伸ばしていますが、その裏には正当な審査員対価を貰えない審査員が蠢いていること、決して忘れてはなりません。

 拡散を 狙って呟く ここだけの
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by tabigarasu-iso | 2014-01-27 00:00 | ISOマネジメント | Comments(0)

カタカナの誤解

 ハッカーは、高度なコンピュータ技術を持っている人を尊敬する言葉のようです。しかしながら、自分は長いこと誤解していました。あの人はハッカーだったと聞けば、コンピュータを使った犯罪者だと考えたのです。

 それも、報道する側がコンピュータに不正浸入するユーザーをハッカーと呼ぶようになったことが原因ですが、正しくはクラッカーと呼ぶデータを壊したり盗んだりする犯罪者であると、これまた報道で詳しい説明がありました。

 同じような誤解は、要求を意味するクレームを苦情と同じ意味に使う場合にもあります。苦情は、英語ではコンプレインになりますから、クレームとは同じではないことが良く調べれば分かることでしょう。

 こうした誤解は、外来語の意味を確かめないまま、日本文中にカタカナ表記で使うのが今風だと思う心の油断でありましょう。また、食品は安心安全が肝心だと誰もが言いながら、安心と安全の違いは誰もが言えないと同じですから、カタカナや漢字の意味、時には辞書で確かめて使いたいものです。

 犬小屋に マタタビ撒けば 猫泊まり
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by tabigarasu-iso | 2014-01-26 00:00 | 随筆 | Comments(0)

昭和の犬

 直木賞を受賞した小説のタイトルは、「昭和の犬」と言う私小説であった。今なら、「平成の犬」にタイトルが変わることであろう。

 平成の犬なら、自分にも20年間の付き合いがあるから、想い出が山ほどある。それを題材にして私小説を書いたなら、誰か読んでくれるだろうか。

 同じ様な題材を抱える人は大勢いるが、それを人に読んで貰うとなると簡単には書けないものである。まして、他人の心をいつまでも揺さ振る小説となると容易ではない。

 とは言え、人は夢を見る事が出来る唯一の動物である。「平成の犬」のタイトルを掲げ、愛犬を題材にした私小説に挑戦してみようか。それが世に認められなくても、愛犬と共に生きた証にはなる。

 陽だまりに 肩を寄せ合う 猫二匹
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by tabigarasu-iso | 2014-01-25 00:00 | 随筆 | Comments(0)

見えない戦争

 コンピュータシステムやインターネットを利用し、ターゲットのコンピュータやネットワークに不正侵入して、データの詐取や破壊、改ざんなどを行い、ターゲットのシステムを機能不全に陥らせること、これは見えない戦争、テロと言えるでしょう。

 見えない戦争の武器は、誰もが操作出来るパソコンなどIT機器です。何処の誰でも参戦可能ですから、人工衛星を使ったGPS機能の停止、大規模な停電、金融システムの障害など、簡単な武器で大きな混乱を引き起こすことになるでしょう。

 見えない戦争は、大砲やミサイルなどの武器を使うものではありません。武器を使った攻撃であれば、日本の国を守る自衛隊は動くことが出来ますが、見えない戦争の武器はパソコンですから、日本国民の被害者が出るまで自衛隊は動くことが出来ません。

 見えない戦争には、相手と同じ武器で対抗する必要があります。さもなければ、IT機器を一切使用しない仕組みに切り替えほかありません。今更、IT機器を使わない社会は考えられませんから、それを承知したある国では見えない戦争の若い兵士を組織的に育て、既に何度も戦を仕掛けているようです。

 パソコンの操作に明るくない自分など、見えない戦争に巻き込まれたなら、暴走する自分のパソコンを目の前にして頭を抱え、電源を切るしかないでしょう。もっとも、敵はその前に大規模な停電を仕掛けていることでしょうから、それが冬場なら厚着して何処かに家族揃って避難し、自衛隊の反撃に期待している筈です。

 足元に 小さな熱源 抱けば春
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by tabigarasu-iso | 2014-01-24 00:00 | 随筆 | Comments(0)

稼働ゼロ

 現在、原子力発電所の稼働はゼロに等しい。定年を迎えた人も、仕事に出掛ける気持はあっても仕事がなくて稼働ゼロである。稼働がゼロでも、原子力発電所の燃料棒は管理しなければならないが、定年を迎えた人も体調管理しなければならない。

 原子力発電所の稼働がゼロになっても、燃料棒と燃え滓が無害化するまで10万年と言われ、とても管理出来ると責任を持って言える期間ではないだろう。定年を迎えた人の体調管理も続くが、定年が65歳として100歳まで生きることが出来ても、わずか35年に過ぎない。

 体調管理は自己責任で実行出来るが、原子力発電に伴う放射線の管理は採用を決定した覚えのない何世代にも亘り否応なしに管理させる。これは、無責任極まりない莫大な負の遺産と言えるだろう。
 
同じ遺すなら、子孫が喜ぶものに限る。森を育て、水を守り、水力で発電すれば資源が枯渇することもなく、地球温暖化にも影響しない。今、原子力発電の稼働をゼロにしても、莫大な負の遺産として残るが、稼働を続けるより悪影響が発生する可能性は遥かに小さくなる。

 今こそ各人が節電に努め、水力、風力、太陽光、地熱、波動力、森林資源など再生可能なエネルギーで原子力発電が担って来た発電割合30%の穴を埋める時期ではなかろうか。

 稼働ゼロ 体調管理に 散歩する
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by tabigarasu-iso | 2014-01-23 00:00 | 随筆 | Comments(0)

道から外れた審査

 審査で現場を視察中のこと、審査員の胸に入れた携帯電話が震えたらしい。本来なら、携帯電話の電源を切って置くことが望ましいが、その審査員はあろうことか視察を無視して携帯電話に出た。この時点で、もはや審査員としては失格である。

 それでも、緊急事態の連絡であろうとその場は関係者が見逃した。暫くして、書類審査中に二度目の携帯電話があったようで、直ぐには携帯電話を切らずに何やら言い訳をしているようである。この審査員、審査の場から退場を告げられても仕方のない状況になった。

 審査中は発言を許されないコンサルだが、我慢がならず受審者の顔を見た。コンサルとしては、審査会場の外に出て受審者に助言を与えたいところである。けれど、審査が再会してそのタイミングを失った。

 呆れたことに、その審査員は三度目の携帯電話に出る。審査の道から外れ過ぎた審査員は、正しい道に戻る術を失ったようだ。取り敢えず審査が終わるのを待ち、コンサルはその後の対処法をアドバイスすることにする。

 かような審査員、まともな審査機関に所属する審査員では考えられない。審査員の教育や指導が全くなされていない所為であろう。それで審査費用を安く抑え、審査件数を伸ばす審査機関の選択だけは、受審者は避けなければならない。

 安物を 買って後悔 そのユーザー
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by tabigarasu-iso | 2014-01-22 00:00 | ISOマネジメント | Comments(0)

原子力発電の是非

 辞書によれば、原子力発電は、丈夫なお釜(原子炉)の中でウランなどを核分裂させ、その時に発生する大量の熱で水を沸騰させて蒸気をつくり、その蒸気を発電機につながった巨大な羽根車(タービン)に吹き付けて発電機を廻して電気を作る仕組みのようです。

 その説明は簡単ですが、ウランなどを核分裂させる点は、石炭や石油を燃やして水を蒸気にする点と同じようで同じではありません。化石燃料の燃焼を管理することは人の手で容易ですが、ウラン核分裂の管理はそうではないようです。

 ウラン核分裂により発電作業を終えてからも、その燃え滓は石炭灰と同じ様に埋め立てる訳には行きません。ウラン核分裂の燃え滓は発熱と放射線の放出を続け、それは簡単に止まらないのです。

 その燃え滓が石炭灰と同じように安定するまで、百年以上も人の手で管理しなければなりません。だとすると、原子力発電が二酸化炭素を発電中の四十年近く放出しない仕組みだとは言え、燃え滓が安定するまで百年以上も手が掛かり、それに伴う二酸化炭素が多量に発生することを忘れてはいけません。

 元首相 政界復帰に 寒波増し
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by tabigarasu-iso | 2014-01-21 00:00 | 随筆 | Comments(0)