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白髪の旅ガラス

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安倍景気

 日経平均株価は1万円を越し、1ドルが80円代の円安となる年末を迎えた。株価の低迷は、株式会社の価値を下げ、円高は輸出に頼る企業の収支バランスを悪化させていたから、良い傾向であることに間違いない。

 この現象を「安倍景気」と呼ぶらしいが、政権が交替して幾日も経たず、政策も何一つ決定していない段階だから、株式市場の判断と言うものは妙なものである。

 新しい制度で景気回復が予測できるなら、将来の豊作を見込んだ青田買いも分かるが、今のところ大勝の余韻に酔った顔色は見えても、肝心な具体策は見えない。

 誰でも分かる通り、具体的な策で具体的な指示がなければ、現場は何一つ変わらないであろう。実態が変わらなければ、市場の期待は大きな失望に変わり、安倍景気は幻のまま終わる。そうならないこと、巳年には願いたい。

 風邪抑え 草木喜ぶ 師走雨
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by tabigarasu-iso | 2012-12-31 09:00 | 随筆 | Comments(0)

窓拭新聞

 新聞は、新しい情報を得るためのものだけではありません。読み終えた新聞は、ゴキブリ叩きに丸めて使い、風呂の火種に燃やし、鼻や尻を拭く紙にも使えます。

 その新聞、窓拭きの仕上げに使ってみましょう。濡れた雑巾でガラスの汚れを落とした後、表面が乾燥し終えない間に新聞紙を丸めて拭くのです。

 水垢が奇麗に取れて、余りにも奇麗な仕上がりに戸惑うことでしょう。何も無いと勘違いして、ガラスに頭を打ちつける人も現れそうです。

 黒いインクの付いた新聞で水垢まで取れるなんて、初めは誰にも信じて貰えないことでしょう。自分もそうでしたから、まずは一度試してみることです。

 窓拭いて 奇麗な世界 見ようかな
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by tabigarasu-iso | 2012-12-30 09:00 | ニュース | Comments(2)

政策監視

 箱物を得意とする自民党政権を批判した民主党政権は、三年余りで幕を閉じた。その間、鳩山首相、菅首相、野田首相とほぼ一年毎に首相が代わり、その成果を問う衆議院議員の選挙では、呆れるほどの大敗である。

 政権を奪回した自民党とて、安部首相、福田首相、麻生首相と一年毎に首相が代わり、大敗して下野した当時と何等変わっていない。なのに、大勝したのは何故だろう。

 偏見を恐れず私見を述べれば、自民党と民主党の政策に差は殆どない、二つの党名を合わせれば自由民主党ではないか、他に選ぶにしても十二も政党が乱立し政策の違いも分かり難い、取り敢えず実績のある自民党に投票しようか、などが理由かも知れない。

 選挙権を持つ人は、日頃からテレビや新聞などで既存政党の掲げる政策とその実施状況を監視する必要がある。新しい政党に関しては、新聞やインターネットで文章化された政策とその実現手段の妥当性を検証するのが良い。その上で支持者、支持政党を決め、選挙権を行使する必要がありそうだ。

 切り餅を 両手で抱え レジの前
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by tabigarasu-iso | 2012-12-29 12:05 | 随筆 | Comments(0)

照明更新

  古い物でも長く使えば愛着が湧くものです。それに更新することになれば、更新された物は廃棄物になるから勿体無い。

 蛍光灯が二本入った天井の照明、その半分が点かなくなって久しくなります。資料を読み、パソコン操作には明かりが足りません。仕方なく、使わなくなったスタンド型蛍光灯を机上に追加しました。

 けれど、それも年代物でしたから、夕方になると照明の役目を果たしません。電気を使いながら明るくない照明は、それこそ勿体無い。

 思い切り、二十年近く世話になった蛍光灯の照明を発光ダイオードの照明に更新することにしました。白い色から暖かい色まで自由に選べ、明るさ調整も可能な優れものです。

値段も従来のものと変わらず、それに省エネ、長寿命ですから、もっと早く更新すれば良かった。

 年末の 明るい部屋は 省エネで
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by tabigarasu-iso | 2012-12-28 12:23 | 随筆 | Comments(0)

散歩番組

 名の知れた芸能人が生活の匂いのする町中を歩きながら、出会った人に語り掛ける散歩番組は、機会があれば出来るだけ観るようにしています。

 かつては地井武男さん、今は加山雄三さんの散歩番組を観ていますが、二人とも有名な映画スターであり、歌手でもありながら少しも飾らない。

 職人技を発見しては驚き、懐かしい食べ物を見付けては舌鼓を打ち、伝統的な建物に感心し、人の情には泣き笑い。どれもこれも、当り前のことばかりですが、観て飽きないのは何故でしょう。

 散歩は、特別な練習をしなくても、誰にでも楽しめるものです。番組の地井さんや加山さんを観ながら、その役を自分が演じているような気分になれる所為ではないでしょうか。

 無理しない 北風吹けば 明日散歩
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by tabigarasu-iso | 2012-12-27 12:27 | 随筆 | Comments(0)

 大掃除とは、ふだんしない所まで特別念入りにする掃除のこととあり、別の意味では組織内のじゃま者や反対者などをすっかり無くすことですから、その使い方には気を遣わなければなりません。

「あなた、そろそろ大掃除してよ」
 命令口調ですが、ふだんしない所まで念入りに掃除しなさいとの願いですから、前向きに鉢巻して取り掛かれば良い言葉です。

「あなた、大掃除されたのね」
 丁寧な物言いですが、何と非情な言葉でしょう。組織内でじゃま者扱いされ、放り出された相手の心情を逆なでするのはいけません。

 年末を迎え、あちらこちらから大掃除の言葉が聞えて来ます。ふだんしない所まで特別念入りに掃除するのか、じゃま者として整理されるのか、良く耳を澄まして聞き分けましょう。

 勝者より 敗者の中に 人を見て
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by tabigarasu-iso | 2012-12-26 09:00 | 川柳 | Comments(0)

戦力外通告

 プロ野球選手の年俸6億円近くの選手が注目される中、貴方は必要ありませんと戦力外通告を受ける人も居ます。結果が全ての世界では、出来が悪ければそれに従うしかありません。

 それに比べたら、戦力外通告を受けることのないサラリーマンは、安心して働く事が出来ます。今年の出来が悪くても来年に挽回すれば良く、それが駄目でも再来年はあるでしょう。

 しかしながら、どの組織でもそれが許されるものではありません。赤字が続き、存続が危うい組織では、組織が倒産し全員が失業することを避ける為、戦力外を言い渡す場合があります。

 では、コンサルタントの場合はどうでしょうか。コンサルの出来が悪ければ、いつでも戦力外通告されるでしょう。ただ、それを伝えるのは、サービスの利用者です。

 一日は 長いようでも 短くて
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by tabigarasu-iso | 2012-12-25 12:02 | 随筆 | Comments(2)

怪しい力量

 沼津駅に近いホテルから仕事先にタクシーで向かう時のことでした。
「珍しく冷えましたな」
「そうですか」
 こちらもサービス業の一員ですから、相槌を打ちます。

 それで気を良くしたのか、運転手のハンドル捌きが素早くなりました。さっそうと信号を左折すると、左の後輪を平然と歩道に乗り上げる。

『これは油断ならないな』
 そう思いながら表情は変えず、再び左折することのないことを願っていました。
「ここが早道」
 そう言い、さっさと左折。

 ガタ、ガタと左の後輪が縁石に乗り上げる音が聞こえます。
「大丈夫ですか」
「御心配なく」
「・・・」
 こんなタクシーに乗り、後部座席で安全運転を願うのは堪りませんね。

 寒過ぎて 雨は慌てて 雪になり
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by tabigarasu-iso | 2012-12-24 09:00 | 随筆 | Comments(0)

西日しか当らない部屋

 動植物は、太陽光を求めて葉を伸ばし動き始めます。かつて、人も明るくなったら野良仕事に出掛け、日が沈む前に帰りました。

 家の構造にしても、太陽光を逃さないようにと窓は東南に集中しています。太陽光の当たらない北に窓は少なく、あっても換気の為か、明り取りの役目でしかありません。

 けれど、北の窓からも西日は差し込み、意外と長い日照時間ですから、物置では惜しく仕事部屋に替えて久しくなります。表通りに面していないその部屋は、甲高い人の会話に邪魔されることもありません。

 ただ、その部屋には冷房設備がなく、夏場は物置に秋口から仕事部屋に戻ります。小さな部屋に小さな暖房を点ければ直ぐに部屋全体が温もり、また何でも手の届く便利さもあり、西日しか当らない部屋を出る勇気は湧きません。

 冬至ゆえ 西日短かし おお寒い
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by tabigarasu-iso | 2012-12-23 09:01 | 随筆 | Comments(0)

 古代マヤ暦の情報が2012年12月21日で終わっていることから、その日を世界の終わる日だと信じる人が大勢居ると言うことです。

 それを良く知る人は、2012年12月21日は世界の終わる日などではなく、1年の終わる大晦日と同じであり、その翌日は新しい時代を迎える喜びに溢れていると言うことでした。

 それにしても、古代マヤ暦は長い先々まで読んだものです。そんな進んだ文明を持ちながら、自らは新時代を迎えることもなく滅んでしまいました。

 その理由は何であったのでしょう。都市建設と放棄を何度も繰り返した挙句に滅んだマヤ文明は、多くの謎に包まれています。

 謎の一つ、進んだ文明でも読めなかったもの、それは人の心ではなかったでしょうか。石像や建物などに智恵を絞りながら人の心は軽視する、今の文明にも言えそうです。

 石像を 磨いて消える 人ならず
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by tabigarasu-iso | 2012-12-22 09:00 | 随筆 | Comments(0)