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白髪の旅ガラス

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お湯の出ない朝

 洗面台でお湯を期待して蛇口を開ける。いつもより水に勢いがない。そのうち水量も回復し、お湯になるだろうと待つ。

 その間、凍るような水で歯を磨く。片手を水にかざしてみるが、水温は変わらない。どうやら、ガス湯沸し器も凍ったようだ。

 お湯を諦め、凍る寸前の水で顔を洗い、その勢いで髭も剃る。遠い昔を想い起こせば、何も驚くようなことではない。

 少し便利な生活に慣れ過ぎた。家人には、湯が出ないことを告げて出掛ける。暫くして、携帯にメールが届いた。

「二階の水は出ました」
 お湯は出るようになったのか、不明のままである。
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湯たんぽの 湯分けて貰い 顔洗う
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by tabigarasu-iso | 2011-01-31 12:23 | 小説 | Comments(0)

 インターネットを活用すれば、情報を同時に多くの人へ流せる。それも瞬時のことで、しかも金が殆ど掛からない。

 それが独裁政権を倒す情報であれば、不満を抱えた人々は、各地からデモの予定地に集合する。

 政権側が装甲車を繰り出しても、インターネットの網目を切断しない限り、それを阻止することは出来ない。

 これは、最近発生したエジプトの大規模デモにも言える。こうして、情報共有が容易に出来る世の中で悪政を倒す革命の手段は、ペンから情報端末に変わった。
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いつの世も 流れ変えるは 若い人
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by tabigarasu-iso | 2011-01-31 00:02 | 随筆 | Comments(0)

すき焼き

 寒い季節には、野菜が沢山食べられて身体も温まる鍋物が食べたい。時には、少し贅沢して、すき焼きを家族で楽しむのも良いだろう。

 ところで、すき焼きの作り方は、どうしたものか。久しく作っていないから、調べてみれば関西風と関東風があるようで迷ってしまう。両者の大きな違いは、肉を焼いて仕上げるか、肉を煮て仕上げるか、その差のようである。

 肉を少し焼いて鍋から上げ、仕上げに煮れば、肉が固くならずに済むと言う、関西風と関東風の中間を取った東海風の調理が良さそうだ。

 さて、調理方法が判ったところで、材料の調達と料理はエキスパートに任せ、炬燵でワインを飲みながら、すき焼きの完成を待つことにする。
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すき焼を 食べる団欒 憧れて
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by tabigarasu-iso | 2011-01-30 17:32 | 随筆 | Comments(0)

 真夜中、サッカー・アジア杯の決勝をテレビ観戦した人は、心地良い朝寝坊ができたことだろう。

 正直のところ、日頃はサッカーに殆ど興味はないが、アジアの頂点を決める試合と言うことで、参考までにテレビを点けたのは後半戦が始まる直前であった。

 何度もゴールを脅かされる展開であったから、内心は力負けを予測した人も多かったのではなかろうか。

 そんな予測を覆したのは、監督の見事な選手交代の采配であった。スポーツドラマのように、交代したばかりの選手が、芸術的なゴールを決める。

 とは言え、この勝利はゴールをアシストした選手、何度も網の前でボールを跳ね返したゴールキーパーの成果であること、誰もが承知していた。
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感動を 抑えて綴る 人になり
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by tabigarasu-iso | 2011-01-30 11:52 | 随筆 | Comments(0)

破滅的な大雪

 破滅的な大雪のことをスノーマゲドンと言うらしい。豪雪地帯なら話題にもならないが、スノータイヤも持たない地域に人の背丈も雪が降れば、破滅的と思うのも仕方のないことだろう。

 一尺も雪が降れば間違いなく交通が停止する東京で、七尺近くの大雪が降れば、それを何と名付けるであろうか。

 家の前の道は雪で埋まり、それを取り除く術もない。長靴を履いて雪を漕ぎ分け駅に行っても、レールは雪に埋まり電車の通る見通しも立たないことであろう。

 諦めて家に戻り、当てにならない塵取りで雪を除けてみる。だが、除けた雪を置く場所がない。埒が開かないから雪掻きは諦めるしかないだろう。

 何をしようか思案しても、思い付くのは水道水で庭先の雪を溶かすくらい。それも水の凍らない日であれば可能だが、そうでなければ雪が氷に変わるだけで、却ってやっかいな代物になる。

 雪を忘れた地域でスノーマゲドンに見舞われたら、とんでもない状況になるのは確かだ。こうした、気候の異常が引き起こす恐怖から逃れるには、何を為すべきか。
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大雪に 渾名も付ける 人の智恵
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by tabigarasu-iso | 2011-01-30 00:06 | 随筆 | Comments(0)

 睦月も間も無く終わろうとしている。開けましておめでとうと祝杯を重ね、のんびり構えている間にも、如月は遠慮することなく出番を待っていた。

 振り返れば、少し酔いながらも良く働いた睦月である。東京は若者に人気のお台場を仕事始めにして、埼玉、群馬、山梨、千葉、静岡、大阪、兵庫、茨城、そして再び東京から飛行機で北海道に飛び、静岡、神戸と旅ガラスを演じた。

 漸く迎えた休日は変身する。人様に説く内容とは裏腹に標準化を無視し、膀胱の破裂寸前まで布団に潜り、お天道様の呆れる頃に起き出す。寝惚けた顔で歯を磨き、顔の油と目脂を石鹸で洗い落とし、髪は整えるものの髭など剃らない。

 眼鏡など持っていることも忘れ、おぼろに見える範囲で家中をうろつく。古いカセットテープを再生し、音量を上げて想い出のメロディーに酔う。それも昔の曲ばかりだから、とてもじゃないが人様に未来を語る者とは思えない変身と言えよう。
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梅の芽に 寒くないかと 声掛けて
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by tabigarasu-iso | 2011-01-29 18:23 | 随筆 | Comments(0)

 何でも過ぎるのは良くない。遊び過ぎもそうだが、働き過ぎも良くないようだ。
「この頃、働き過ぎじゃない」と言われて、それと知る。

 働き過ぎれば家族と過ごす時間が少なくなり、家族の為に働く目的が実現できなくなるから、良くないと言われて当然であろう。

 だが、好き勝手に働き過ぎる中毒症の人は別とし、なかなか仕事は選べないもの。特にコンサル稼業では、支援の必要な時にサービスを提供しなければ価値がなくなる。

 そこで、旬の間は働き過ぎて、それを過ぎれば時間的な余裕は生まれるが、精神的には次の案件を求めて落ち着かないものだ。

 当人の心情は、案件のない不安の方が働き過ぎより苦痛になる。それは、経済的な理由に拠る所が大であるが、必要とされない存在にはなりたくない思いも強い。

 このことは、コンサル稼業でなくても、定年を迎えた人に顕著に現われるようだ。何も慌てる必要のない人が、過度の仕事に夢中になるのは、そんな訳がある。
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相方の 願い叶える 仕事なし
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by tabigarasu-iso | 2011-01-29 01:26 | 随筆 | Comments(0)

 東京には空が無い、美味しい空気も無い、そんな固定観念も徐々に覆されつつある中で、神戸を訪問した評価は変わらないようです。

 わずか二日ばかりですが、神戸の仕事を終えて一杯飲めば、埼玉、東京、静岡、札幌、彦根、岡山等を訪問した時とは、少しばかり異なる空気に触れない訳には行きません。

 神戸とは、港の動きが間近に見える街です。群馬の山国に育った者が言うことで、それに横浜に暮らした経験も踏まえてのことですから、疑う人が野暮と言うものです。

 同じ港町である横浜には無く神戸に在るものを言えば、山から港まで下る僅かな斜面が充分に活用されていることでしょうか。

 その不安定な斜面に詰め込まれた人の営みは、日本人だけでなく海外の人にも印象を深く植え付けることでありましょう。そして神戸は、異国の臭いが香ります。

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生チョコの 旨い神戸も 忘れずに
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by tabigarasu-iso | 2011-01-28 20:11 | 随筆 | Comments(0)

一瞬の雪国

 名古屋まで順調に走って来た新幹線の足が鈍る。それに気付いて車窓に目を遣れば、別世界に入り込んだような光景があった。

 これが初めてのことではないが、それまで雪の気配もなかった車窓は、テレビのチャンネルを回したようなタイミングで雪景色になる。

 杉や桧の背丈を凌ぐ竹は、軒並み頭を垂れて道路を塞いでいた。竹だけが何かに深々と謝っているようで、異様な光景に思える。

 短時間に水分を大量に含んだ雪は、竹の葉に遠慮無く積もった。軽く跳ね返すつもりで曲がったものの、しつこく落ちない雪に竹は困っている。

 そこから十五分が過ぎ、雪の世界は消え去った。その時、「まもなく京都。雪の為、徐行運転で遅れましたこと、お詫び致します」との車内アナウンスで眼が覚める。

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関ヶ原 雪の重みに 竹倒れ
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by tabigarasu-iso | 2011-01-28 07:27 | 随筆 | Comments(0)

 これから数回に亘り、環境ISO導入の進め方に関し、誰にでも判るウエブセミナーを開催します。

 勿論、費用は一切掛かりません。質問や意見がありましたら、コメント機能を使って頂ければ幸いです。

 それでは、白髪の旅ガラスが語る環境ISO導入セミナーを開始しますので、最後までお付き合いください。

 最初に、環境問題と環境ISOの関係を説明します。何故、環境問題と国際標準のISOが結び付いたのでしょう。

 環境問題が村の問題で収まっていたなら、国際標準のISOなどにはなりません。そう考えた村では、石炭を沢山燃やして、呆れるほど沢山の黒煙を毎日空へ吐き出していました。

 地球上のあらゆる村で、同じ様に黒煙を出した結果、それが原因で大気の温度が上昇し始めたのです。地球が大きなナイロン袋を被った状況を想定すれば、理解して貰えるでしょうか。

 大気の温度が上がれば、海水の温度も上がります。また、それまで地上で凍っていた土や氷が溶け出し、海面が上昇し始めました。

 それは、海抜ゼロメートル地帯に住む人には、大変な問題になります。更に、大気の温度上昇は、飲料水の確保を難しくするばかりか、食糧の確保も危うい状況が予測される事態になりました。

 これは、一村の努力では解決できない問題です。ここで、世界経済を牽引する人物が智恵を絞り、地球温暖化を始めとする国際的な環境問題を解決する仕組み作りを、中立的な組織に委ねました。

 その結果、生まれたのが環境ISOです。これは環境管理の大枠を定めたもので、具体的な手順は、導入した組織が定めなくてはなりません。

 その手順は、大枠さえ守れば厳しくても、そうでなくても良いのです。
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続き物 最初肝心 気合いれ
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by tabigarasu-iso | 2011-01-27 22:03 | セミナーサービス | Comments(0)